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zoom RSS 極め付きは小三治の百川 寄席で9時間半の落語をたっぷりと味わう 

<<   作成日時 : 2009/06/22 21:16   >>

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  2009年6月21日(日)の新宿末廣亭6月下席初日は、昼の部の前座のところから椅子席は満席、じきに二階席も埋まり、夜には満員御礼。
  夜の部の主任の小三治は、出囃子がかかってもなかなか出てこない。話そうとしていた噺を忘れたのだという。あれこれしているうちに思い出す。新宿末廣亭の高座が終わると路地を通って近所にあった蕎麦屋に行くことにしていたのだという。遅い時間になるが、店はやっていて、味も結構いけた。ところが、その店は突然に店をたたんだのだという。そのあたりはオカマがたくさんいる(新宿二丁目)で有名なところ。店の主人は最近、オカマがめっきり少なくなった、俺も年齢だからなとぼやいていたのだという。しかし、突然のことであった・・・と。
  そして、本番は、得意の『百川』、柳家小三治の高座を直接、寄席で聴くのは初めてだがCDなら何度も聴いている。そして、その百川の素晴らしい口演も聴いている。しかし、なんといっても声色から表情、息遣い、仕草まで一緒になって黒船の時代の日本橋浮世小路の料亭‘百川’を舞台にした滑稽話が活き活きと蘇る。8時35分始まりであったが、終わりは9時26分で51分の充実した口演であった。
  6月下席は落語協会の出番で小三治一門の落語家も多く出演している。先日、映画で観た柳家禽太夫もなんと映画でも仕掛けた『ちりとてちん』を演じているではないか。様々な工夫をしている。この噺‘豆腐の腐ったやつ’というサゲで終わるのだが、ここを、時間をかけて演じるのである。まだ課題があるような気がするが、努力は十分買える。
  柳亭燕路が演じた『辰巳の辻占』は、上方落語の『辻占茶屋』である。明治初期に東京へ移植されたものらしい。東京でも3代目桂三木助や10代目金原亭馬生などが演じているようだ。この演目、NHKの朝ドラ「ちりとてちん」で何度もお目に掛かったし、上方の5代目桂文枝の口演も聞いている。サゲも東京らしくサバサバしたものになっているが、音曲が入らないので、上方のものに比べなにか物足りない。テレビドラマの影響で三味線が聴衆の記憶に染みついているので、東京でも音曲をあえて入れてもいいような気がするが・・・

  昼の部の主任は川柳川柳。「ジャズ息子」ではお馴染みだが、今日は、軍歌を交えてジャズまで辿り着く。余興でラテン音楽を、ギターを弾きながら歌うのはお見事。78歳でなお健在。
  11時45分から21時26分までの長時間の寄席滞在であったが、収穫は多かった。三遊亭小圓歌の俗曲では、古今亭志ん生の出囃子「一丁入り」、古今亭志ん朝の出囃子「老松」を聴くことができた。そのほか、桂南喬の質屋蔵など愉しめる噺が多かった。


【昼の部】
○ 前座 鈴々舎やえ馬(れいれいしゃやえば) 堀の内
○ 落語 川柳つくし 新作 唄のお姉さん(子供番組の代役で歌を唄う)
○ ギター漫談 ぺぺ桜井
○ 落語 柳家小太郎(二ツ目昇進 小ぞう改メ) 初天神
○ 落語 林家彦いち 林家一門の前座エピソード
○ 漫才 ロケット団
○ 落語 蝶花楼馬楽 子ほめ
○ 落語 桂文楽 替わり目
○ 奇術 ダーク広和
○ 落語 春風亭正朝 狸の礼
○ 落語 柳家小満ん まぬけ泥棒
○ 俗曲 柳家小菊
○ 落語 柳亭小燕枝 長短
(中入り)
○ 落語 柳家小ゑん 鉄道マニア
○ 漫才 大瀬ゆめじ・うたじ
○ 落語 柳家さん八 柳家小さんの生涯
○ 落語 古今亭志ん五 たらちね
○ 太神楽曲芸 仙三郎社中
○ 落語 川柳川柳 軍歌からジャズ息子

【夜の部】
○ 前座 柳家緑君(やなぎやろっくん) 寿限無
○ 落語 柳家ろべえ 平林
○ 奇術 花島世津子
○ 落語 柳家小里ん 三人旅
○ 落語 柳家市江(二ツ目昇進 市丸改メ) 牛ほめ
○ 漫才 すず風にゃん子・金魚
○ 講談 宝井琴柳 忠臣蔵堀部安兵衛抜き読みの一節
○ 落語 柳家禽太夫 ちりとてちん
○ 落語 柳家小さん 親子酒
○ 落語 桂南喬 質屋蔵
(中入り)
○ 落語 柳亭燕路 辰巳の辻占(辻占茶屋)
○ 漫才 ホームラン
○ 落語 柳家小袁治 夢の酒
○ 落語 入船亭扇橋 嘘つき弥次郎
○ 紙切り 林家正楽
○ 落語 柳家小三治 百川

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