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zoom RSS 上方落語と比べてみる面白さ 満員御礼の米團治独演会

<<   作成日時 : 2009/08/22 21:15   >>

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  先の小米朝が桂米團治を襲名して以来、東京都内では初めての独演会が8月22日(土)に国立演芸場で開催された。満員御礼で立ち見も何人かいる。普段の客層とは少し異なっているようだ。
上方落語を多く聴くのは久し振り。東京落語との比較の意味でも面白い。国立演芸場には本物の見台があり、上方落語を演じるのに不自由はない。まずは、桂二乗の『普請ほめ』。“牛ほめ”の短縮バージョンなのだが、東京の秋葉神社のお札は上方では愛宕神社のお札だ。おじさんの家は、もちろん池田である。牛まで誉めることはせず、普請をほめてお小遣いをもらおうとの魂胆。ほめ方が上方らしく本格的。
続く桂しん吉の『遊山船』も、上方の噺だ。屋形船で遊ぶ姿を眺める情景をきちんと演じて、これを家でかみさん相手にやってみようというもの。“青菜”などのまねごとを彷彿とさせる噺。
  中トリで登場の桂米團治は、音曲噺の『稽古屋』である。東京では演じられることは珍しいが、上方落語では音曲が違和感なく感じられる。ホタル踊りの噺は東京でもあるが、“色事根問”の内容で、サゲも‘昔からよぉ言ぃまっしゃろ、色は指南のほかでおますがな。’というもの。東京では、“歌火事”と呼ばれるサゲ、下手なので屋根に上がって‘煙が立つゥー’と練習しているところ、通りがかりから、‘だから、火事はどこなんだよォー’と問われ、‘海山越えて’と歌い返し、‘そんなに遠いんじゃ、オレは(見に)行かねえ’というものだ。
  食いつきは東京落語の代表として林家正蔵が『子別れ(子は鎹)』を演じた。人情噺で泣かせる。最後のサゲの玄能をうっかり忘れるハプニングがあったが、誤魔化しをしない真面目な人柄が人情味を誘う。
  トリはもちろん、米團治。32分間の『景清』も音曲が入り迫力がある。雷など、東京では噺の中で演じられるところだが、上方では音曲が効果音。上方落語をこうしてセットで聴くのもいい。なお、米團治だけは見台を使わない。この方が観客に近くなるためというのであろうか。東京だからであろうか。いずれ、違和感はないし、その方が親しみも持てる。

○ 上方落語 桂二乗 普請ほめ
○ 上方落語 桂しん吉 遊山船
○ 上方落語 桂米團治 稽古屋
(中入り)
○ 落語 林家正蔵 子別れ(子は鎹)
○ 曲芸 翁家勝丸
○ 上方落語 桂米團治 景清

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