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国立新美術館で開催されているワシントンナショナルギャラリー展(2011年6月8日〜9月5日)に行ってきた。印象派の作品であるが、非常に優れた作品が揃っていたと思う。 エドゥアール・マネの『仮面舞踏会』、今ならなんでもない構図であろうが、上流階級の自然な光景で、画にすることは憚られていたのかもしれない。マネの黒の色使いが魅力的な作品である。 クロード・モネの『日傘の女性、モネ夫人と息子』、日傘の女性は数多くある作品であるが、その中でもこれは秀逸であった。以前にも、日本で公開されていたようだ。同じく、モネの『ヴェトゥイユの画家の庭』、向日葵が咲き乱れる庭に子どもがふたりあどけなく立っている。モネは、愛妻のカミユを亡くしていた。夏の日の庭園の光の背景に哀しみがかすかに聞こえてくるような作品である。 カミーユ・ピサロの『カルーゼル広場、パリ』、ピサロは目を患い、室内で画を描いた。窓から見えるのは、広場とルーブル宮、その光景を愛した画家の街への活き活きとした眼差しが素晴らしい。 ポール・セザンヌの『赤いチョッキの少年』、この作品は、その後のキュビズムをはじめとする前衛作品のコンセプトが詰まっているよう。系統樹の根っこにあるようなところが魅力的だ。 フィンセント・ファン・ゴッホの『薔薇』、白いバラは健康の回復を象徴しているのだという。この白の色使いは、他の展覧会では観ることができない種類の作品である。 |
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