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zoom RSS テーマ「歌劇」のブログ記事

みんなの「歌劇」ブログ

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新国立劇場『ルチア』 ペレチャッコとグラスハーモニカの魅力
新国立劇場『ルチア』 ペレチャッコとグラスハーモニカの魅力 3月20日(月・祝)は、新国立劇場で『ルチア』14時〜17時15分(途中25分、20分の休憩)。劇場で観るのは初めてなので、メトロポリタン歌劇場の録画を前日に観る(タイトルロール・ネトレプコ)。 しかし、実際に観るのは大違い。まず、演出は、舞台でスコットランドの寂寥感を醸し出す。メトロポリタン歌劇場のように幽霊こそ登場させないが、雰囲気がある。 ソリスト陣は、オルガ・ペレチャッコ=マリオッティ、イスマエル・ジョルディ、アルトゥール・ルチンスキーなどメトロポリタン歌劇場に負けていない。... ...続きを見る

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2017/03/22 22:12
悲劇の『蝶々夫人』(新国立劇場)
悲劇の『蝶々夫人』(新国立劇場)  2月5日(日)は14時から新国立劇場で『蝶々夫人』の鑑賞だ。 新国立劇場は、今シーズンは日本作品がないが、タイトルロールを日本人が演じるという形となっている。その鳴り物入りの演目『蝶々夫人』は、日本人ソリスト中心の上演としては期待通りだろう。 ...続きを見る

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2017/02/10 23:39
新国立劇場『カルメン』人気の定番
新国立劇場『カルメン』人気の定番  1月22日(日)14時〜17時45分は、新国立劇場で『カルメン』鑑賞。とにかく人気の演目。女性客も多い。新国立劇場の前回2014年の演目は鑑賞できなかったので、2010年以来。  タイトルロールのエレーナ・マクシモアは素晴らしい演技ながら、ハバネラではまだ乗ってこない。徐々にエンジンがかかる感じ。対してドン・ホセのマッシモ・ジョルダーノはなかなかの魅力。エスカミーリョのガボール・ブレッツも迫力。  これまでも注目していたが砂川涼子が健気なミカエラを好演。スニガの妻屋秀和も申し分なく、そのほ... ...続きを見る

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2017/01/25 20:42
 喜歌劇の頂点 『セビリアの理髪師』を楽しむ(新国立劇場)
 喜歌劇の頂点 『セビリアの理髪師』を楽しむ(新国立劇場)  12月4日午後2時からは、新国立劇場で『セビリアの理髪師』を鑑賞。ロッシーニが1816年、23歳で作曲した作品だが、喜歌劇の頂点をなす作品として評価が高い。  有名な序曲、旧作「パルミラのアウレリアーノ」(1813年)序曲の転用だそうで、この序曲を聞いても、オペラの中の曲には行きつかない。 ...続きを見る

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2016/12/10 18:31
新国立劇場 歌劇「ラ・ボエーム」ムゼッタ役の石橋栄実(ソプラノ)が注目
新国立劇場 歌劇「ラ・ボエーム」ムゼッタ役の石橋栄実(ソプラノ)が注目  11月20日は久々の『ラ・ボエーム』を新国立劇場で鑑賞。粟國淳の演出で5回目というから、この演出が優れものであることがわかる。 ...続きを見る

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2016/11/22 23:34
新国立劇場『ワルキューレ』 ステファン・グールドが素晴らしいジークムント
新国立劇場『ワルキューレ』 ステファン・グールドが素晴らしいジークムント 10月8日(土)午後2時〜7時15分は、新国立劇場で、新演出(ゲッツ・フリードリヒ)の歌劇ワルキューレである。  公演内容については、とても満足のいくもの。まずは、往年のヘルデン・テノール、ステファン・グールドがとても良い。この演目、ジークムントの魅力が勝負だということは初めての認識であった。次作の『ジークフリート』では、タイトルロールを演じるからこれも楽しみだ。  ブリュンヒルデは、前回と同じ、イレーネ・テオリン。豊かな表現力は健在だが、次作では、別のソリストがブリュンヒルデを演じると... ...続きを見る

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2016/10/15 21:48
澤畑恵美(つう)が好演 新国立劇場歌劇『夕鶴』 今こそ真実を語る木下順二
澤畑恵美(つう)が好演 新国立劇場歌劇『夕鶴』 今こそ真実を語る木下順二  7月3日(日)は新国立劇場で団伊玖磨の歌劇『夕鶴』を鑑賞。この演目は、前回の2011年以来である。 http://steintogil.at.webry.info/201102/article_2.html ...続きを見る

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2016/07/04 22:32
愉しい『ジャンニ・スキッキ(プッチーニ)』(新国立劇場オペラ研修所・オペラ試演会)
愉しい『ジャンニ・スキッキ(プッチーニ)』(新国立劇場オペラ研修所・オペラ試演会)  7月1日(金)午後7時からは新国立劇場小ホールで新国立劇場オペラ研修所・オペラ試演会『ジャンニ・スキッキ(プッチーニ)』。ジャンニ・スキッキは、プッチーニには珍しい喜劇作品、トゥーランドットが未完に終わったことを考えると、実質的に最後の作品となる。  ラウレッタのアリアはあまりに有名。ある女性は、このアリアを歌いたくてプロについて習っていたそう。フィレンツェの光景が目に浮かんでくるというのも凄い。  この作品、登場人物のバランスが良い。ジャンニ・スキッキは主役なのだが、でずっぱりではな... ...続きを見る

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2016/07/02 23:32
世界最高水準の舞台 フォークトの新国立劇場「ローエングリン」
世界最高水準の舞台 フォークトの新国立劇場「ローエングリン」  5月29日(日)は、新国立劇場で歌劇『ローエングリン』を鑑賞。2012年6月の公演の再演で、いうまでもなく、タイトルロールに当代一のクラウス・フロリアン・フォークトを再度、擁しての注目の公演だ。バイロイト音楽祭でローエングリンのタイトルロールを演じ、今年はパルジファルのタイトルロールを演じる。また、オルトルートにはペトラ・ラングで、2014年、2015年のバイロイトもこの人。  フォークトは、堂々たる体躯と伸びやかな明るいテノール、まさにヘルデン・テノールだ。私が最初にローエングリンを鑑賞し... ...続きを見る

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2016/06/03 23:53
難曲の魅力 ウンベルト・ジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』 (新国立劇場)
難曲の魅力 ウンベルト・ジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』 (新国立劇場) 4月17日(日)は、新国立劇場で、ウンベルト・ジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』を鑑賞。14時開始で1回休憩が入って16時25分終演。 この演目、前々回の2005年に続き2回目の鑑賞。公演プログラムの「日本上演史(関根礼子)」によれば、名作でありながら難曲中の難曲なのだという。新国立劇場で初めて上演されたのはノヴォラツスキー芸術監督の時だった。 ソリストは馴染みの歌手が多い。マッダレーナは昨年の新国立劇場『トスカ』で好演のマリア・ホセ・シーリ。そして、タイトルロールは、同... ...続きを見る

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2016/04/23 21:07
演出の勝利 ジュール・マスネ『ウェルテル』 (新国立劇場)
演出の勝利 ジュール・マスネ『ウェルテル』 (新国立劇場) 4月9日(土)は、新国立劇場で、ジュール・マスネの『ウェルテル』を鑑賞。14時開始で2回休憩が入って17時20分終演。  原作は言わずと知れたゲーテの「若きウェルテルの悩み」、フランスの作曲家が人間ドラマに仕立て上げた。新国立劇場での初演は2002年で、久々の公演。演出は今回、新たなものだ。ハプニングは予定されていた指揮者が直前に交替、息子が指揮棒を振るのだという。とはいえ、レベルダウンは感じさせない。  日本人ソリストはまずは魅力たっぷりの砂川涼子がソフィーで外国人ソリストに負けな... ...続きを見る

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2016/04/12 21:11
カミッラ・ニールントのサロメ クリスティアン・フランツもヘロデ王を好演 新国立劇場『サロメ』
カミッラ・ニールントのサロメ クリスティアン・フランツもヘロデ王を好演 新国立劇場『サロメ』  3月12日(土)は新国立劇場でリヒャルト・シュトラウスの歌劇『サロメ』を鑑賞。前回は2011年(http://steintogil.at.webry.info/201110/article_5.html)で、この作品は4回目となる。新国立劇場の演出は前回と変わりない。  まずは、なんといってもタイトルロールの「サロメ」次第。カミッラ・ニールントは2014年のベルリン・ドイツ・オペラでも「サロメ」のタイトルロールを演じている。年齢のせいか、踊りは2011年のエリカ・ズンネガルドほど映えてはいな... ...続きを見る

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2016/03/12 22:50
新国立劇場 ヤナーチェク『イェヌーファ』  ベルリン・ドイツ・オペラの高い完成度
新国立劇場 ヤナーチェク『イェヌーファ』  ベルリン・ドイツ・オペラの高い完成度  3月5日(土)、午後2時から新国立劇場でヤナーチェクの歌劇『イェヌーファ』を鑑賞。 劇場のサイトの触れ込みに“魂を揺さぶる濃厚な人間ドラマ”とあるが、その通りといえばその通り、従来歌劇では取り上げてこなかった庶民の人間ドラマを主題としたということである。  この作品の完成度が高いのはベルリン・ドイツ・オペラのセットを歌手陣も含めて持ち込んだからであって、少なからずオペラが好きな人にとっては理想的な手法である。ベルリン・ドイツ・オペラはドイツではついぞ劇場に足を運ぶことはなかった(バレエを鑑... ...続きを見る

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2016/03/12 22:42
オール日本人ソリストで定着 喜劇を演じる妙味 新国立劇場『魔笛』
オール日本人ソリストで定着 喜劇を演じる妙味 新国立劇場『魔笛』   1月24日(日)は新国立劇場で『魔笛』の公演を鑑賞。このプログラムは、前回からソリストが日本人スタッフだけの公演である。新国立劇場は、この演目は1998年、2000年、2006年、2009年、2013年、そして今年と6回目。演出はミヒャエル・ハンペで同じだが、2006年、2013年は、タミーノ、パパゲーノは外国人ソリストが演じた。2006年はザラストロも外国人ソリストであった。2006年は芸術監督がノヴォラツスキー氏で改革に取り組んだ年。1998年、2000年と日本人だけのそれもダブルキャス... ...続きを見る

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2016/01/30 23:41
新国立劇場『ファルスタッフ』ヴェルディ最後の性格喜劇
新国立劇場『ファルスタッフ』ヴェルディ最後の性格喜劇  12月6日(日)は、新国立劇場でヴェルディの『ファルスタッフ』を鑑賞。この演目、2007年の同劇場の公演以来である。ヴェルディの最後のオペラで、シェイクスピアの“ウィンザーの陽気な女房たち”が原作。演出は、同じくジョナサン・ミラー。ヴェルディの華麗さというよりは、愉しさがにじみ出ている作品で、シェイクスピアの演劇の香りがぷんぷんと漂ってくる。オペラ・ブッファではなくて、性格喜劇だと言われるのも頷ける。  外国人ソリストはフォード夫人アリーチェを演じたアガ・ミコライ(ソプラノ)以外は、新国立劇... ...続きを見る

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2015/12/07 22:25
新国立劇場『トスカ』好演のマリア・ホセ・シーリ(ソプラノ)
新国立劇場『トスカ』好演のマリア・ホセ・シーリ(ソプラノ)  11月29日(日)は午後2時から新国立劇場で『トスカ』を観た。この作品は、2009年12月に新国立劇場で鑑賞http://steintogil.at.webry.info/200912/article_1.html して以来だが、アントネッロ・マダウ=ディアツの演出は満足いくもの。  今回の公演では、特にトスカのマリア・ホセ・シーリ(ソプラノ)が素晴らしかった。伸びのある豊かな声で、ひたむきなトスカを好演。  『トスカ』については、先日、イタリア人音楽家のMさんからジュゼッペ・シノーポリ... ...続きを見る

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2015/12/07 22:20
新国立劇場「ラインの黄金」ニーベルンゲンの指輪の最初を飾る素晴らしい舞台
新国立劇場「ラインの黄金」ニーベルンゲンの指輪の最初を飾る素晴らしい舞台  10月4日(日)午後2時からは、新国立劇場で、『ラインの黄金』を楽しむ。新演出も嬉しい。指揮は、飯守泰次郎・芸術監督が自ら振るのも魅力。 ヴォータンのユッカ・ラジライネン(バス・バリトン)はお馴染み。そのほかのキャストも新顔あり、ベテランあり。 オケも素晴らしかったが、やはり、新演出の視覚的効果も良かった。ニーベルンゲンの指輪の最初を飾る素晴らしい舞台である。 ...続きを見る

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2015/10/13 22:29
光と影の大舞台『沈黙』(新国立劇場の再演は大劇場で)
光と影の大舞台『沈黙』(新国立劇場の再演は大劇場で) 6月28日(日)は新国立劇場で『沈黙』を鑑賞する。てっきり中劇場だと思っていたのだが、なんと大劇場。2012年2月は中劇場であったのだ。演出は宮田慶子、指揮は下野竜也で同じ。オーケストラは東京交響楽団から東京フィルハーモニー交響楽団に変わっている。キャストは共通の人も多いが、私が前回観たのは別のキャストだった。   大劇場の良さは、舞台では、長崎の提灯祭りのシーンなどに見られるほか、オーケストラの編成の大規模さ、それに伴う音の響きに表れているのだという。観客にとっては... ...続きを見る

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2015/06/29 23:45
『ばらの騎士』文学と音楽の素晴らしさ (2015年5月 新国立劇場)
『ばらの騎士』文学と音楽の素晴らしさ (2015年5月 新国立劇場)   5月30日(土)は新国立劇場『ばらの騎士』を鑑賞。開演は本来、14時なのだが、実際には遅れて14時10分、終演も18時10分。ヴァルツァッキ役の高橋淳が健康上の理由で出演できなくなり、代わりに大野光彦が、元帥夫人の執事には加茂下稔が、料理屋の主人は引き続き加茂下稔がということだという。      この演目、2003年の東京二期会の公演、2007年の新国立劇場の公演に引き続き、鑑賞は三回目。前回は、当時、新国立劇場の芸術監督であったノヴォラツスキー氏の置き土産だった。http://stei... ...続きを見る

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2015/06/06 23:53
新国立劇場『椿姫』新演出に注目
新国立劇場『椿姫』新演出に注目    5月16日(土)午後2時〜4時45分は、新国立劇場の「椿姫」。いとも繊細な前奏曲が流れるところ、幕にはICI REPOSE・・・・という墓碑銘が掲示される。ここに○○が眠れり・・・ということだ。    今回の『椿姫』の注目はといえば演出だった。19世紀に実際使われていたピアノ、天井の傘、舞台向かって左手全面に掲げられた鏡面、天井からつり下がってくる装飾など、かなり意図的なものだ。そして最後のシーンでは、舞台全体に広がる真っ赤な衣裳のもとで、ヴィオレッタは永遠の生命を手に入れたように思える... ...続きを見る

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2015/05/16 21:39
新国立劇場『運命の力』日本人ソリストも活躍
新国立劇場『運命の力』日本人ソリストも活躍  4月5日(日)午後2時〜5時20分(25分休憩1回)は、新国立劇場で『運命の力』を楽しむ。心に残る旋律、序曲から流れてくるその雰囲気、さすがヴェルディである。視覚的にも迫力のあるエミリオ・サージの演出は2006年・2007年の時と同じだ。   前回、私が観たのは2007年。今回、その時と比べると外国人ソリストは増えているが、バスやバリトンの歌手の出番が多いのもこの歌劇の特徴で、グァルディアーノ神父を演じた松位浩(バス)さんやカラトラーヴァ侯爵を演じた久保田真澄(バス)さんの活躍も目立った。 ... ...続きを見る

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2015/04/10 22:34
意外と珍しい?『マノン・レスコー(プッチーニ)』(新国立劇場)
意外と珍しい?『マノン・レスコー(プッチーニ)』(新国立劇場)  3月15日(日)14時〜16時40分(途中25分間の休憩あり)は、新国立劇場で、プッチーニの初期の作品、『マノン・レスコー』である。新国立劇場では1999年に引き続き2回目の上演、本来は新制作で2011年3月に上演予定だったが東日本大震災の勃発で上演中止となっていたものである。この演目、私としては、1994年ウィーン国立歌劇場で観た以来である。   フランス映画『情婦マノン』は、原作小説を現代版に置き直した映画である。マノンを背中に抱え米国の砂漠を歩くシーンの写真が印象的だ。NHKの銀河テレ... ...続きを見る

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2015/03/15 20:21
バランスの良い愉しさ 新国立劇場・喜歌劇『こうもり』
バランスの良い愉しさ 新国立劇場・喜歌劇『こうもり』  2月8日(日)午後2時〜5時8分は、新国立劇場の喜歌劇『こうもり』、今回は千秋楽だ。私にとっては2006年以来の演目。ヨハン・シュトラウス二世の代表作で、バランスの良い作品だ。登場人物が多く、しかも誰が主役というわけではなく、おしなべて力量が要求され、それぞれに面白味がある。外国人ソリストが中心であるが、日本人ソリストも健闘している。  ウィーン社交界が舞台、フランス、ハンガリー、ロシアといった列強も顔を覗かせる。栄華を極めたハプスブルク帝国の一瞬の出来事なのかもしれない。 ...続きを見る

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2015/02/08 19:26
新国立劇場『さまよえるオランダ人』は響きも視覚的にもダイナミック
新国立劇場『さまよえるオランダ人』は響きも視覚的にもダイナミック  1月25日(日)の『さまよえるオランダ人』(新国立劇場)を鑑賞(14:00〜16:55)。新国立劇場の初春の演目はワーグナーの『さまよえるオランダ人』で、2007年、2012年の再演。前回は代演があり、http://steintogil.at.webry.info/201203/article_5.html 少し物足りない面があったが、今回はほぼ完璧の出来映えだろう。  シュテークマンの演出はどちらかといえばオーソドックスなイメージ。http://steintogil.at.webry.in... ...続きを見る

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2015/01/31 16:37
シラー原作のヴェルディの傑作『ドン・カルロ』(新国立劇場)
シラー原作のヴェルディの傑作『ドン・カルロ』(新国立劇場)  11月30日(日)14時〜17時30分、新国立劇場の歌劇『ドン・カルロ』(ヴェルディ)を観た。2006年の再演である。     原作はシラー、公演プログラムに【現代人シラー】を池内紀さんが寄稿している。トーマス・マンの小説【トニオ・クレーゲル】ではトニオが友人のハンス・ハンゼンに戯曲『ドン・カルロス』を読んで感動したと語りかける箇所がある。(王と王子と侯爵の関係をトニオは説明しているが、ハンス・ハンゼンはそういう本は僕には似合わないねと言ってのける) ...続きを見る

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2014/12/01 22:49
新国立劇場「ドン・ジョヴァンニ」カルメラ・レミージョがドンナ・アンナ役で熱演
新国立劇場「ドン・ジョヴァンニ」カルメラ・レミージョがドンナ・アンナ役で熱演  10月19日(日曜日)の新国立劇場オペラ公演、今年のシーズン二作目は、『ドン・ジョヴァンニ』(モーツァルト)。今回は、カルメラ・レミージョがドンナ・アンナ役として出演。1998年のエクサンプロバンス音楽祭でこの役を演じたという。NHKのクラシック倶楽部でも登場している。歌唱力だけでなく、演技面でも傑出しており、聴衆の反応が良い。   演出は、2008年、2012年に続き、今回で三度目のグリシャ・アサガロフ。モーツァルトの作品は、大掛かりな舞台装置を必要せず、安上がり。そして、音楽はという... ...続きを見る

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2014/10/20 23:45
新国立劇場「パルジファル」 新演出と音楽で魅力の展開
新国立劇場「パルジファル」 新演出と音楽で魅力の展開  10月5日(日)の新国立劇場の「パルジファル」を観た。ワーグナーの作品の中でも特に長時間の演目、午後2時開演で、終了が午後7時50分を過ぎていた(途中、50分、45分の休憩が計2回あり)。  舞台神聖祝祭劇(Bühnenweihfestspiel)とは、“舞台の形を取った神聖なお祭りの劇“ということだ。韓国・安東で上演される仮面劇を想起する。平成6年5月12日(木)にライン・オペラで観劇しているが、この時、途中の幕後では拍手を聞いたことはなく、そういった雰囲気かと思っていた(その時... ...続きを見る

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2014/10/12 00:30
新国立劇場『鹿鳴館』 演・歌楽・劇の魅力
新国立劇場『鹿鳴館』 演・歌楽・劇の魅力 6月22日(日)14時からの『鹿鳴館』を鑑賞した。前回、このオペラを鑑賞したのは2010年10月のこと。世界初演であった。三島由紀夫の戯曲を原作として、池辺晋一郎がオペラ化したもの。初演当時は、どことなく落ち着かない雰囲気もあったが、4年の歳月を経て、今回はバランスの良いものに仕上がっているような気がする。 ...続きを見る

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2014/07/11 20:11
新国立劇場『アラベッラ』二人のドイツ人ソリストのバランスの良さ
新国立劇場『アラベッラ』二人のドイツ人ソリストのバランスの良さ  5月25日(日)は、新国立劇場で『アラベッラ』を観た。フィリップ・アルローの演出になってから2回目の『アラベッラ』である。前回はプレミエであり、どこかぎこちなかったが、今回は2日目、スタッフも慣れて、ゆとりを感じる。 http://steintogil.at.webry.info/201010/article_1.html  森英恵さんデザインの衣裳は華やかで素晴らしいし、妻屋秀和さんや竹本節子さんといったベテランも健在、今回のフィアッカミッリは安井陽子が演じて見事なコロラトゥーラを聴かせ... ...続きを見る

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2014/05/25 23:30
新国立劇場『カヴァレリア・ルスティカーナ』『道化師』解説プログラムに工夫が必要
新国立劇場『カヴァレリア・ルスティカーナ』『道化師』解説プログラムに工夫が必要  2014年5月17日(土)14時〜は新国立劇場で、『カヴァレリア・ルスティカーナ』『道化師』。この作品セットを舞台で観るのは、2回目。よくまとまった小品といった感じで、楽しめる。ピエトロ・マスカーニの『カヴァレリア・ルスティカーナ』の日本初演はなんと1917年(大正6年)のことである。日本の歌手達は、生前のマスカーニと交流があり、その指導を受けていたらしい。   新国立劇場の解説プログラム、そのあたりも解説してみたら良いのではなかろうか。なぜ、『カヴァレリア・ルスティカーナ』『道化師』は一緒... ...続きを見る

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2014/05/18 00:05
ヴォツェック(新国立劇場) 絶望のシュプレヒゲザング(Sprechgesang)の魅力
ヴォツェック(新国立劇場) 絶望のシュプレヒゲザング(Sprechgesang)の魅力  新国立劇場のオペラ公演4月13日(日)午後2時〜3時35分の『ヴォツェック』(アルバン・ベルク)を観た。バイエルン州立歌劇場との共同制作は前回と同じ。(http://steintogil.at.webry.info/200911/article_3.html)シュプレヒゲザング(Sprechgesang)というのか、シュプレヒシュテメ(Sprechstimme)というのか、ドイツ語の響きを楽しむという作品でもある。  今回の公演プログラムでは片山杜秀氏が”『ヴォツェック』と『春の祭典』と『月... ...続きを見る

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2014/04/14 23:09
日本のオペラファンに新タイプのドラマを提示『死の都』(コルンゴルド)(新国立劇場公演)
日本のオペラファンに新タイプのドラマを提示『死の都』(コルンゴルド)(新国立劇場公演)   新国立劇場の3月21日(金)14時〜17時23分のオペラ『死の都』を観た。   第1幕が終わり休憩で立ち上がったときのこと、第1幕最後の打楽器を交えた賑やかな音楽について語り合っている男女がいた。あれはブルッヘの街の喧騒だよね、ブルッヘ、そうだ、このオペラの舞台がブルージュであることは、オペラを観る当日に気がついた。日本の観光案内ではブルージュ(フランス語)として知られる都市は、現地語(フラマン語=オランダ語)ではブルッヘ、オペラの中のドイツ語でもそれに近い発音だ。    原題がDie ... ...続きを見る

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2014/03/21 23:19
プッチーニ最大の心理劇として楽しむ 新国立劇場「蝶々夫人」
プッチーニ最大の心理劇として楽しむ 新国立劇場「蝶々夫人」  2月2日(日)は新国立劇場で、久々の蝶々夫人である。  演出は、2005年、2007年、2009年、2011年に続き5回連続で栗山民也であり、舞台は見慣れているのだが、細部で少し変化があるようだ。あるいは、聴き手が変わってきているのかもしれない。  最終シーンは自決した蝶々夫人の前で子どもが立ちつくすというもの。スズキが子どもを抱きかかえるとか、様々なヴァリエーションがあるようだが、栗山民也は、蝶々さんの方(星条旗ではなく)を向く子どもということのようだ。  第2幕第1部はもっと混沌とし... ...続きを見る

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2014/02/02 21:59
新国立劇場『ホフマン物語』充実したエンターテインメント  幸田浩子、浜田理恵、横山恵子が良いバランス
新国立劇場『ホフマン物語』充実したエンターテインメント  幸田浩子、浜田理恵、横山恵子が良いバランス  12月1日の新国立劇場は、ジャック・オッフェンバックの『ホフマン物語』(14時〜17時45分、途中30分休憩2回)、前回の鑑賞は2005年のことであろうか。このときは、タイトルロールはクラウス・フロリアン・フォークト、オランピアは吉原圭子、アントニアは砂川涼子であったようだ。このときは、オランピアの歌唱とホフマンの舟歌くらいしか味わえなかった。   先日、音楽家・音楽愛好家の方と話をする機会があり、『ホフマン物語』に話が及んだ。オッフェンバックの最晩年の作品、作曲者は完成前に亡くなっているこ... ...続きを見る

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2013/12/01 22:56
新国立劇場「フィガロの結婚」なんといってもスザンナ役の久嶋香奈枝
新国立劇場「フィガロの結婚」なんといってもスザンナ役の久嶋香奈枝  2013年10月23日午後6時半〜9時45分の新国立劇場『フィガロの結婚』を鑑賞。このオペラの真の主役は誰か、そんな問いかけをしながら鑑賞するのも面白い。モーツァルトの歌劇の多くは大掛かりな舞台装置は不要なので、奇を衒った演出もあまり見かけない。今回の演出は、2003年(この年は観ていない)、2005年、2007年、2010年に引き続き、アンドレアス・ホモキ、『西部の娘』の演出ではブーイングもあったが、フィガロでは立体やや斜面の舞台は、好感を得ているのだろう。(段ボールは使っている) と... ...続きを見る

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2013/10/24 01:05
歌劇「リゴレット」ヴェルディの世界にのめり込む
歌劇「リゴレット」ヴェルディの世界にのめり込む  10月12日(土)14時〜16時30分、新国立劇場の「リゴレット」を鑑賞。新国立劇場で2回目だが、前回とは異なる演出。場面は現代のホテルというものの、違和感はない。  原作は、ヴィクトル・ユゴーの『王は楽しむ』だという。演劇はいったん上演されたものの当局の指示で上演中止となったいわくつきのもの。王ではなく道化「リゴレット」を主人公としてオペラを完成させたヴェルディの手腕には敬服せざるを得ない。  最も有名なのは公爵の“女心の歌”なのであるが、ジルダの“慕わしい人の名は”、“日曜ごとに教会で... ...続きを見る

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2013/10/12 23:59
世界初演の『夜叉ヶ池』(新国立劇場)、優れた素材、成長を期待
世界初演の『夜叉ヶ池』(新国立劇場)、優れた素材、成長を期待 6月29日(土)14時〜16時20分の『夜叉ヶ池』を鑑賞した。 6月6日(木)早朝のラジオで作曲家の香月修氏の話を聞いた。「“和の心”でオペラを創る」というもので、かなり前からオペラを創るなら泉鏡花のこの作品でと決めていたのだという。番組の中で、音楽中心のオペラにしたいこと、心に残る曲を、会場を出た人たちが帰りに口ずさむことができる歌をという思いでつくったという。ラジオの中で幸田浩子さんの歌声が流れる。   昼休憩の時に人だかりがあり、女性たちが初老の男性にサインを求め... ...続きを見る

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2013/07/07 22:01
キャンプ場で楽しむ新国立劇場「コジ・ファン・トゥッテ」
キャンプ場で楽しむ新国立劇場「コジ・ファン・トゥッテ」  6月15日(土)は、2週間を置いて、再び新国立劇場、今回の演目は、モーツァルトの「コジ・ファン・トゥッテ」。このオペラ、小さな劇場でも演じることができ、初めて観たのは、デュッセルドルフの行政管区の庁舎の中の講堂。州政府が外国人を含め関係者を招待したもの。隣にいた同僚の妻によると、音大の卒業演奏でドラベッラを演じたという。また別の友人の妻によると、旧東独のイェナだったかハレだったかに留学していた時に、よく観たという。これも旧東独の小さな劇場でも演じることが可能だからだ。   パートナーが行けな... ...続きを見る

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2013/06/23 11:12
現代の舞台に違和感なし 合唱団が真骨頂“ゆけ、わが思いよ” 新国立劇場「ナブッコ」(ヴェルディ)
現代の舞台に違和感なし 合唱団が真骨頂“ゆけ、わが思いよ” 新国立劇場「ナブッコ」(ヴェルディ)   6月1日(土)14時〜16時半(休憩25分含む)は新国立劇場でヴェルディの歌劇『ナブッコ』。会場を訪れると幕は開いていて、なんとそこには、海外大型拠点空港のショッピングセンターを思わせる光景。 確かにオリジナルの舞台年代設定は、古代。バビロン捕囚の時代のことであり、ナブッコとはネブカドネザル2世のこと。現代の服装、イメージで演出するというのも合理的だ。 演出家グラハム・ヴィックによると“唯一神”の舞台を日本でどう描くかに苦心惨憺したという。神からそっぽを向かれる時、それがショッピングに走... ...続きを見る

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2013/06/02 21:49
新国立劇場『魔笛』初日 オール日本人キャスト、パパゲーノの萩原潤が光る、総じてバランスも良く
新国立劇場『魔笛』初日 オール日本人キャスト、パパゲーノの萩原潤が光る、総じてバランスも良く    4月14日(日)午後2時〜5時5分の新国立劇場の歌劇公演『魔笛』、新国立劇場といえば、日本人作品以外は外国人ソリストがメインを占めるのが通例となっていたが、今回は、オール日本人キャストによる公演である。    『魔笛』は、子供でも楽しめることを想定してか、価格も比較的低めに設定されている。日本人ソリストも演じることが多い演目ということで、人材が揃ったということだろう。    本日は初日なので、最初は堅さがあったことは否めないだろう。拍手も控えめ。しかし、ソリストたちも徐々に慣れてきたの... ...続きを見る

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2013/04/14 21:05
展開の微妙さを楽しむ歌劇「アイーダ」(新国立劇場開場15周年記念公演)
展開の微妙さを楽しむ歌劇「アイーダ」(新国立劇場開場15周年記念公演)    3月24日(日)歌劇「アイーダ」を観た(14時〜18時)。この演目、新国立劇場開場15周年記念公演なのだという。前回も10周年記念公演だった。演出は前回同様にゼッフィレッリなのだが、その豪華さと完成度はさすがだ。  第2幕第2場の凱旋の場が圧巻でアイーダトランペットの立体的な響きとバレエも魅力的だ。本物の馬も登場。      第3幕も劇の展開としてみると面白い。ラメダスが、敵が潜むとも知らず、恋人アイーダの問いに口を滑らせるシーン。それはエジプト軍の行進の進路なのだが、その場面の前に... ...続きを見る

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2013/03/25 21:48
しばらく見納めのワーグナー 新国立劇場「タンホイザー」
しばらく見納めのワーグナー 新国立劇場「タンホイザー」  今年初めてのオペラ鑑賞は、新国立劇場の「タンホイザー」だ。2月2日(土)14時〜18時15分(うち25分間の休憩2回)で、演出は前回の2007年の時と同じ。私が観たのは、2007年10月21日(日)の公演で、リカルダ・メルベートがエリザベートを演じていた。http://steintogil.at.webry.info/200710/article_2.html   さて、今回はというと、この演目3回目で全体を通じて堪能した。東京交響楽団の演奏、新国立劇場合唱団の合唱には満足した。 ... ...続きを見る

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2013/02/03 20:17
新国立劇場『ピーター・グライムズ』は英国作品らしい心理歌劇
新国立劇場『ピーター・グライムズ』は英国作品らしい心理歌劇    10月8日(月)14時〜17時(途中休憩25分間)の新国立劇場『ピーター・グライムズ』を鑑賞。この歌劇は初めて、ベンジャミン・ブリテンの歌劇も初めて。ブリテンといえば、「青少年のための管弦楽入門」のおかげで日本人ならほとんどは、その曲を聴いたことがあると言うべきだろう。しかし、日本では、ドイツ、イタリア、フランスの大作曲家と比較すれば、圧倒的にマイナーな存在である。1913年生まれで、1956年に来日し、NHK交響楽団を指揮して公演を行った。その意味では現代の人である。    いくつかC... ...続きを見る

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2012/10/10 23:40
クラウス・フロリアン・フォークトに拍手 素晴らしい舞台 新国立劇場『ローエングリン』
クラウス・フロリアン・フォークトに拍手 素晴らしい舞台 新国立劇場『ローエングリン』   新国立劇場で、6月10日(日)午後2時〜7時(うち40分の休憩2回)の『ローエングリン』を鑑賞した。私にとって、18年ぶりの演目、初回は、ベルリン国立歌劇場、前回は、デュッセルドルフのライン歌劇場(1994年)で、タイトルロールはルネ・コロだった。   今回の新国立劇場は、タイトルロールにクラウス・フロリアン・フォークトを起用。2006年のバーデン・バーデン祝祭劇場、2011年のバイロイト音楽祭でも、ローエングリンを演じており、今回の目玉である。どちらの公演もテレビ録画で観ているもの。 ... ...続きを見る

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2012/06/10 23:43
新国立劇場「ドン・ジョヴァンニ」再演だがとても魅力的なオペラ
新国立劇場「ドン・ジョヴァンニ」再演だがとても魅力的なオペラ 新国立劇場の4月中下旬の歌劇は、モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』、4月27日(金)の18時30分〜21時55分(休憩25分)の公演を鑑賞した。私にとっては、久し振りの平日公演である。 2008年の公演の再演である。(http://steintogil.at.webry.info/200812/article_2.html)セヴィリアではなく、カサノヴァが生まれ育ったヴェネチアを舞台とする世界に見立てての演出、しかし、第二幕は寂しい秋・冬の夜更けのイメージであろうか。 ... ...続きを見る

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2012/04/28 01:53
新国立劇場『さまよえるオランダ人』エフゲニー・ニキティンのオランダ人と合唱団に拍手
新国立劇場『さまよえるオランダ人』エフゲニー・ニキティンのオランダ人と合唱団に拍手   新国立劇場で、3月11日、14時〜17時(うち休憩25分)の『さまよえるオランダ人』を鑑賞した。ワーグナーの比較的初期の作品だが、その後のオペラの要素がいっぱいに詰まっていること、豊かな序曲、その後の作品でも見られないような合唱の多用、オランダ人の登場の場面にうかがえるような演劇的要素など、その魅力はたっぷりだ。演出は、2007年に引き続きマティアス・フォン・シュテークマンで、オーソドックスながらもダイナミックなもの。    今回の上演では、事前のトークにおける演出家の紹介のとおり、... ...続きを見る

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2012/03/11 18:38
オペラ『さまよえるオランダ人』トーク・セッションにて
オペラ『さまよえるオランダ人』トーク・セッションにて 2月27日夜、新国立劇場で演出家の“マティアス・フォン・シュテークマン”氏と衣裳デザイナーの“ひびのこづえ”さんによるトーク・セッションがあった。オペラの解説も含めて演出の妙味、衣裳のポイントなどを紹介するもの。18時30分から20時少し過ぎまでの時間であるが、なかなか聞き応えがあった。  「さまよえるオランダ人」は、発表当時はかなり野心的な作品であった。初演は、ドレスデンのザクセン宮廷劇場。リエンツィが好評を博したのに比べ、この作品は訝しげに思われたようだ。なにしろ、従来は、主人公は... ...続きを見る

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2012/02/28 21:20
「沈黙」(新国立劇場)は、真摯に追求の作品
「沈黙」(新国立劇場)は、真摯に追求の作品    2月19日(日)14時〜16時50分の歌劇「沈黙」(新国立劇場)を鑑賞した。遠藤周作の小説を松村禎三がオペラ化した作品(1993年)で、今回は、新国立劇場としては、新制作で2月19日が最終日、演出は宮田慶子。松村禎三は、遠藤周作の小説を映画化した作品のいくつか(「海と毒薬」、「深い河」、「愛する(『わたしが・棄てた・女』を現代風にアレンジしたもの)」)の音楽を手がけており、「沈黙」をオペラ化したのも、偶然ではない。新国立劇場の公式パンフレットで、宮田慶子さんは、「『沈黙』は台本も音楽も松村... ...続きを見る

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2012/02/25 19:26
新国立劇場の『ラ・ボエーム』は安定した魅力
新国立劇場の『ラ・ボエーム』は安定した魅力  2012年1月22日15時〜の新国立劇場の『ラ・ボエーム』を鑑賞。新国立劇場のラ・ボエームのプレミエは2003年、その後、2004年にも公演があり、2008年に再演された。私は、2004年、2008年に観劇した。今回は、同じ演出で三回目となる。   休日で9割方の客の入り、満席とはいえないが、定番の演目となれば、こんなものだろう。しかし、プッチーニの名作、聴かせどころも多く、外れることはない。劇場側も、自信を持って送り出している作品なのである。一定の水準を確保できた新国立劇場の演目を評価... ...続きを見る

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2012/01/22 22:30
ドヴォルザークのメルヘン・オペラ『ルサルカ』を楽しむ
ドヴォルザークのメルヘン・オペラ『ルサルカ』を楽しむ   12月3日(土)の新国立劇場の『ルサルカ』公演を観る。ドヴォルザークのオペラは初めてだが、フリードリッヒ・フーケの「ウンディーネ」を基調とする作品、アンデルセンの「人魚姫」とも響き合う作品ということ。独特の自然観、音楽思想が流れるチェコの芸術ということなのだろう。     今回の公演は、ノルウェー国立オペラ劇場で2009年に上演されたポール・カランの演出によるものだという。指揮は、チェコ出身でスロヴァキア国立劇場の首席指揮者を務めるヤロスラフ・キズリンク。東京フィルハーモニー交響楽団の演... ...続きを見る

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2011/12/03 22:46
新国立劇場「サロメ」 リヒャルト・シュトラウスの台詞も楽しむ
 10月22日(土)は、新国立劇場「サロメ」の最終日。2008年の再演であり、私にとっては、2度目、サロメ自体を観るのは3回目である。 オペラ「サロメ」は、内容は刺激的だが、新国立劇場の演出はオーソドックスである。 ...続きを見る

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2011/10/22 19:27
イル・トロヴァトーレは、ゴヤの絵画のように
   10月2日(日)は、新国立劇場のイル・トロヴァトーレの初日。    この作品は、ジュゼッペ・ヴェルディの中期の三大傑作の一つ(そのほかにリゴレット、椿姫)だという。ほかの二作品と比べ、決定的なアリアがないものの、音楽性からいっても、その舞台性からいっても、聴衆を魅了する作品と言えるだろう。いや、そのシナリオは、心に焼き付き、忘れることが出来ないものが如くである。    スペインのゴヤの絵画も、そのようなものだ。穏やかな作品もあるが、いつの頃からか、恐怖と圧政と人間性と愛のドラマとなって... ...続きを見る

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2011/10/02 22:09
オペラが豊かに夕鶴を描き出す 1949年のラジオドラマから2011年の800回を超える歌劇公演まで
2011年2月5日(土)午後2時〜4時20分(休憩25分を挟む)新国立劇場「夕鶴」を鑑賞した。民話を題材とした木下順二の戯曲を團伊玖磨がオペラ化したもので、新国立劇場では、2000年12月以来の再演となる。演出は、栗山民也氏。   夕鶴はそもそもNHKのラジオドラマで演じられたのが最初らしい。木下順二は「つう」を山本安英(やすえ)に演じさせるために書いたともいわれ、彼女は1949年の初演以来、1986年までの実に37年間、1037回、「つう」を演じたということである。生前の山本さん... ...続きを見る

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2011/02/05 20:39
象徴的な「愛の死」トリスタンとイゾルデ
2010年12月25日、14時〜19時25分、新国立劇場の今期のワーグナー作品は「トリスタンとイゾルデ」である。言わずとしれた「愛の死」という悲劇。演出、舞台は、奇を衒わず、オーソドックスの中にあって象徴的な意味を精一杯、表現している。  この伝説は、ケルトのもの。プログラムにはケルト研究で知られる鶴岡真弓さん(多摩大学教授)が解説を載せている。鶴岡さんは、10月から12月まで、カルチャーラジオでケルト文化について論じていた。アイルランド、コーンウォールはケルト文化を伝える地域である。... ...続きを見る

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2010/12/26 00:13
フィガロの結婚(2010年新国立劇場)は楽しく完成度が高い
   2010年10月10日(日)午後2時〜5時40分、新国立劇場で「フィガロの結婚」を鑑賞した。演出は前回(2007年)と同じアンドレアス・ホモキ、白と黒のモノトーンを基調とし、巨大な箱の中で白か黒の衣裳を着用した歌手たちが演じるというもの。そもそもモーツァルトのオペラは大がかりなものではなく、豊かな音楽が劇場内に心地よく響き渡る。    今回のソリストは、メインを外国人ソリストで固める。前回フィガロを演じたロレンツォ・レガッツォがアルマヴィーヴァ伯爵を演じ、前回はスザンナを中村恵理、ケルビ... ...続きを見る

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2010/10/10 21:45
心理劇「アラベッラ」を青を基調として演出(新国立劇場プレミエ)
  2010年10月2日の新国立劇場「アラベッラ」を鑑賞。リヒャルト・シュトラウスの後期のオペラ「アラベッラ」、ホフマンスタールとのコンビによる最後の作品である。しかし、ホフマンスタールは完成前に急死したので、第二幕、第三幕には細部に課題があるようだ。   アラベッラとズデンカの姉妹の結婚を巡る物語、ズデンカは男装し、男として取り扱われているので、「薔薇の騎士」のオクタヴィアン、モーツァルトの作品だが、「フィガロの結婚」のケルビーノと共通するキャラクターだ。筋は、心理劇の要素を秘めているにせよ... ...続きを見る

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2010/10/03 00:29
カルメンの魅力は田舎の心理劇
  2010年6月13日、新国立劇場で、ビゼーのオペラ『カルメン』を観た。この演目を観るのは4回目、前回は2007年の新国立劇場であり、同じ演出だ。ビゼーのオペラといえば、この『カルメン』に尽きる。   ビゼーといえば、そのほかには『アルルの女』、カルメンの中の第3幕への間奏曲の抒情的な旋律は、アルルの女のために作曲された曲の転用とも言われているという。アルルの女の舞台は南フランスの田舎町だが、カルメンの舞台は、スペインのアンダルシア、セヴィリヤ、第2幕への間奏曲「アルカラの竜騎兵」も、田園の... ...続きを見る

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2010/06/13 22:11
心理と象徴の大人のメルヘン楽劇「影のない女(Die Frau ohne Schatten)」
  5月23日(日)午後2時〜6時15分、新国立劇場で「影のない女(Die Frau ohne Schatten)」(リヒャルト・シュトラウス)を観た。この作品、日本では、1992年に愛知県芸術劇場の柿落としともなったバイエルン国立歌劇場来日公演(指揮・サヴァリッシュ、演出・市川猿之助)が記憶に新しい。    リヒャルト・シュトラウスのオペラを鑑賞するのは、ナクソスのアリアドネ、サロメ、薔薇の騎士、エレクトラに続き、5作品目。最初に聴いた印象は、これまで聴いた4作品と比べるとちょっとどうかなと... ...続きを見る

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2010/05/23 22:07

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