月の獣 説得力のある舞台

 12月21日(土)午後1時~は紀伊國屋ホールで『月の獣』を観劇。上演時間2時間強(15分の休憩を挟む)  第二次世界大戦中のホロコーストの責任をトルコがドイツに対して持ち出すとき、ドイツは第一次世界大戦中のトルコのアルメニア人迫害を持ち出す。   人類の歴史には、あちこちにそうした悲劇がある。 アメリカに亡命したアルメニア人アラ…
コメント:0

続きを読むread more

シュタイナウ城

グリム兄弟がその昔、過ごしていた街にシュタイナウがある。フランクフルト・アム・マインとライプツィヒとを結ぶ通商路にある交通の要衝だったらしい。 13世紀にはハーナウ伯の領地となり、防衛施設としての城が築かれた。 今では人口1万人程度の小都市だが、産業もあり、観光も重要である。 城は16世紀の建築だが、防衛のための城…
コメント:0

続きを読むread more

新春国立名人会初日 長めのマクラ『弥次郎』(小遊三)モダン『初天神』(たい平)渋み『ねずみ』(さん喬)酒の味『親子…

1月2日(水)は、新春国立名人会の初日、前半の部。出演者(たい平師匠と橘之助師匠)による鏡開きが行われ、樽酒(金沢の銘酒『加賀鳶』)が振る舞われた。 満員御礼。  寿獅子に引き続き、たい平師匠。『初天神』は古典なのだが、モダンな内容も取り入れている点が新鮮。さん喬師匠は、早い出番で『ねずみ』を渋みで聴かせる。  仲入り後は、文…
コメント:0

続きを読むread more

年末の人情『芝浜』(さん喬)母子の愛情『元犬』(三三)可愛さ『崇徳院』(小さん)粗忽の味『松曳き』(馬石)

 柳家さん喬17「朝日名人会」ライヴシリーズ120「浜野矩随」「三年目」「百川」「掛取万歳」 - 柳家 さん喬  12月30日(月)午後6時半からは第660回紀伊國屋寄席。満員御礼。一猿は5月に二ツ目に昇進したばかり。都電落語会のエピソード。『武助馬』はそつなくこなす。馬風師匠は、『松曳き』。粗忽噺だが、この人が演じると滑稽さが増すか…
コメント:0

続きを読むread more

新演出の『くるみ割り人形』は定着

12月15日(日)午後6時~8時20分(うち30分休憩)は新国立劇場でバレエ『くるみ割り人形』を鑑賞。 一昨年、新演出となった。物語がクララの夢として構成されているというもの。ウエイン・イーグリングの振付による。指揮も管弦楽も昨シーズンと同じ。 舞台は素晴らしいが、慣れてくると、音楽が気になる。 第1幕最後の場面である…
コメント:0

続きを読むread more

姫路の書写山をバウムクーヘンに

バウムクーヘンは今や洋菓子の定番だ。 姫路には書写千年杉というお菓子がある。 姫路には書写山という山がある。 仏様が、インドのある山の土を一握り、その土をこの地に落とした。その形は、その山に似ていて、この山を書き写したような山として「書写山」という名前が付いたのだという。また、山には寺院があり、僧は書写に熱心。そこで、…
コメント:0

続きを読むread more

国立演芸場12月中席 温かみ『井戸の茶碗』(志ん輔)柳家の定番『笠碁』(燕路)珍『紫檀楼古木』(扇辰)

談志百席 「紫檀樓古木」「長者番付」 - 立川談志入船亭扇辰3 - 入船亭扇辰本格 本寸法 ビクター落語会 古今亭志ん輔 其の四 [DVD]  12月13日(金)は、国立演芸場12月中席の夜席。4割程度の入り。扇辰師匠は渋く珍しい噺『紫檀楼古木』。燕路師匠の『笠碁』は柳家小さん以来の味のある噺。  才賀師匠は、落語の原作募集の案内を…
コメント:0

続きを読むread more

新国立劇場 感動の舞台「椿姫」はLa Traviata

12月1日(日)は新国立劇場で「椿姫」を鑑賞。いうまでもなく、ヴェルディの傑作の一つ。新国立劇場はヴァンサン・ブサールの演出では三回目となる。前奏曲で幕にヴィオレッタの墓碑銘が大写しで投映される。名も無く葬られるに違いないというヴィオレッタのセリフとは対照的なもので、そこに作者、演出家の込めた思いがある。椿姫ではなくLa T…
コメント:0

続きを読むread more

空中の街歩き 富士山

飛行機の窓からの光景はいつも楽しみだ。 できれば、窓際の席を予約する。 かつて、11月に米国に行ったとき、飛行機の窓からオーロラを見た。白いカーテンが不気味に動いていた。 富士山がよく見えた。プレートがぶつかるあたり、富士山がこのあたりに出現するのは自然の理であるらしい。いつも楽しみだ。
コメント:0

続きを読むread more

世田谷PT終わりのない

オデュッセイア/魔の海の大航海 [DVD]二度めの夏、二度と会えない君 11月9日(土)14時~16時は、世田谷パブリックシアターで「終わりのない」 スタッフ/キャスト 【脚本・演出】前川知大 【原典】ホメロス「オデュッセイア」 【監修】野村萬斎 【出演】 山田裕貴 安井順平 浜田信也 盛隆二 森下創 大窪人衛 奈緒…
コメント:0

続きを読むread more

新国立劇場「ドン・パスクワーレ」 喜劇はイタリア人ソリストの独壇場

ドニゼッティ:ドン・パスクワーレ(グラインドボーン音楽祭2013)[Blu-ray] 11月16日(土)午後2時~は、新国立劇場でドニゼッティの歌劇「ドン・パスクワーレ」を鑑賞。2時~3時25分、3時50分~4時半の構成。  ともかくも楽しいオペラ。ノリーナのハスミック・トロシャンは代役だが、遜色ない。  しかし、この歌劇は、…
コメント:0

続きを読むread more

国立演芸場11月中席 親譲り?『佐々木政談』(小痴楽)

 11月17日(日)は、国立演芸場11月中席。満員御礼。  落語芸術協会の真打ち昇進披露公演で、柳亭小痴楽一人が昇進。  小痴楽の公演は聴いたことがあるが、主任としての長講は初めて。親譲り?なのか、落語界で育った所以か、本日の『佐々木政談』なかなかの味がある。   ○前座 三遊亭馬ん治 狸札0:45-1:00 ○落語 春風…
コメント:0

続きを読むread more

国立名人会 快調『粗忽長屋』(小三治)柔らか『金明竹』(三之助)味『きゃいのう』(扇治)

昭和の名人‾古典落語名演集 五代目柳家小さん 十三 - 柳家小さん(五代目)  11月14日(木)午後6時からは、国立演芸場で国立名人会。満員御礼。  三之助師匠の『金明竹』は人の良さを感じる。扇治師匠の柳家小三治3「朝日名人会」ライヴシリーズ133「付き馬」「二番煎じ」 (特典なし) - 柳家 小三治『きゃいのう』も味がある。志ん…
コメント:0

続きを読むread more

龍野の吾妻堂の練羊羹

たつの市の吾妻堂の練羊羹をいただいた。中村汀女がサンデー毎日昭和32年12月1月号に寄稿している。沈んださくら色、紅の使い方が秘伝なのだろう・・・と。 創業100年を超えるという。 http://www.azumado.com/okasi.html 播州龍野といえば、三木露風の故郷である。童謡「赤とんぼ」の作詞者で…
コメント:0

続きを読むread more

佐藤卓史シューベルトツィクルス11 軍隊行進曲の力強さ

佐藤卓史ラ・カンパネラ~珠玉のピアノ小品集 - 佐藤卓史軍隊行進曲~シューベルト:4手のためのピアノ作品集 - レヴァイン(ジェームズ) キーシン(エフゲニー)ショパン:ワルツ集&舟歌 - 山本貴志(p) 10月3日(木)午後7時~は、東京文化会館小ホールにて佐藤卓史のシューベルトツィクルス11を聴く。今回は、4手のた…
コメント:0

続きを読むread more

国立演芸場11月上席 人の良さ『井戸の茶碗』(わさび)師匠の味『浮世床』(さん生)

11月2日(土)は、国立演芸場11月上席。当日券もあったが、満員御礼となる。  落語協会の真打ち昇進披露公演で、4人が昇進だが、2日は柳家わさび。わさびはさん生の弟子で、さん生は小満んの弟子である。  わさびの公演は聴いたことがあり、若手ながら、なかなかの味があると思っていた。本日の『井戸の茶碗』も少し荒削りのところはあるが、人の良…
コメント:0

続きを読むread more

建仁寺の魅力

建仁寺は、京都にある臨済宗の寺院。俵屋宗達の風神雷神図屏風や法堂の天井画「双龍図」が有名。双龍図は、2002年に建仁寺創建800年を記念して小泉淳作画伯が描いたもの。風神雷神図屏風は国宝で複製を観ることができる。  広い境内で迫力満点の寺院である。
コメント:0

続きを読むread more

新宿末廣亭10月上席 落語協会真打昇進披露(古今亭ぎん志) 苦労人の思い

柳亭市馬6「朝日名人会」ライヴシリーズ107「妾馬」「廿四孝」 - 柳亭 市馬  新宿末廣亭10月上席の夜の部に途中から入る。落語協会真打昇進披露で、6日(日)は、古今亭ぎん志が主任を務める。半分程度の入りだが、会場内は熱気。古今亭ぎん志は、初音家左橋の弟子で初音家左吉と名乗っていたが、この度改名した。入門時は既に理学療法士として資格…
コメント:2

続きを読むread more