新国立劇場「ドン・ジョヴァンニ」成熟した面白さ 脇園彩をはじめ日本人ソリストが大活躍

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 5月19日(日)午後2時からは新国立劇場でモーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」を鑑賞。新国立劇場のこの演目は、2008年、2012年、2014年と鑑賞しており、今回が4回目。同じ演出だが、ソリストの違いを味わうのも良い。

  ドン・ジョヴァンニ役のニコラ・ウリヴィエーリはさすがに迫力。レポレッロ役のジョヴァンニ・フルラネットも見事だったが、どちらも長身で、声質も近く、入れ替わりなどがあるとどちらがどちらと迷ってしまうのが残念。ドン・オッターヴィオ役のフアン・フランシスコ・ガテルは、いわば悲劇の友人ともいうべき役を好演。
女性陣は、これまでのツェルリーナに加えて、ドンナ・エルヴィーラも日本人ソリスト。九嶋香奈枝はその実力は立証済みだったが、脇園彩も歌唱・演技共に外国人ソリストに引けを取らない活躍。ドンナ・アンナより立場が難しいこの役をよくこなしていた。ドンナ・アンナのマリゴーナ・ケルケジは騎士長の娘らしいひたむきさが良かった。
   騎士長、マゼットの妻屋秀和、久保和範も安定。結果的に、ベテランを揃えた安定した舞台であった。唯一、冒険が脇園彩だったのだろうが、期待以上の活躍で劇場も誇らしい。
 
 この演出、4回目となるが、依然として魅力的。第2幕では、秋の寒々とした森林の中のシーンがあるが、ポツダムの宮殿地域をI先生と歩き、その途中で、新宮殿でドン・ジョヴァンニの上演を知り、そこに入り込んだことを思い出す。300人ほどの小さな劇場。しかし、もしかしたらプロイセンの貴族達が楽しんだかもしれない隠れ場所であった。



指揮:カーステン・ヤヌシュケ
演出:グリシャ・アサガロフ
美術・衣裳:ルイジ・ペーレゴ
照明:マーティン・ゲプハルト
再演演出:三浦安浩
舞台監督:斉藤美穂

ソリスト
ドン・ジョヴァンニ:ニコラ・ウリヴィエーリ(バス)
騎士長:妻屋秀和(バス)
レポレッロ:ジョヴァンニ・フルラネット(バス)
ドンナ・アンナ:マリゴーナ・ケルケジ(ソプラノ)
ドン・オッターヴィオ:フアン・フランシスコ・ガテル(テノール)
ドンナ・エルヴィーラ:脇園彩(メゾソプラノ)
マゼット:久保和範(バス・バリトン)
ツェルリーナ:九嶋香奈枝(ソプラノ)


合唱指揮:三澤洋史
合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団




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