シアタートラム 現代能楽集Ⅹ幸福論(道成寺、隅田川)古典から導き出す魅力

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12月13日(日)午後2時からは、世田谷パブリックシアター・シアタートラムで『現代能楽集Ⅹ幸福論(道成寺、隅田川)』を観劇。私の場合、現代能楽集を観るのはⅤ、Ⅵ、Ⅷに続く四作目。道成寺も隅田川も、女性がメインを演じる作品であり、若い女流作家・演出家が、これらを“幸福”というコンセプトで現代劇に仕立て上げた。
 「現代能楽集」シリーズは、芸術監督の野村萬斎氏の方針である「地域性、同時代性、普遍性」「伝統演劇と現代演劇の融合」「レパートリーの創造」という三つの柱にもとづき、古典の知恵と洗練を現代に還元し、現在の私たちの舞台創造に活かしていきたいというものだという。
 批評や解説も多く公表されているが、十分楽しめるものであったことは言うまでもない。あえて言えば、それぞれ、社会的な地位獲得(道成寺)、子どもの喪失(隅田川)と、ある程度予想されるスジガキでもあるが、また、キャリアアップに潜むもろさ(道成寺)と失われた存在に対する情愛の念(隅田川)を伝えていることが、演劇の魅力の中に感じられたことは成功だと言えるだろう。

スタッフ/キャスト
【作】 長田育恵(弐「隅田川」)・瀬戸山美咲(壱「道成寺」)
【演出】瀬戸山美咲
【監修】野村萬斎(世田谷パブリックシアター芸術監督)
【出演】瀬奈じゅん 相葉裕樹 清水くるみ 明星真由美 高橋和也 鷲尾真知子

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