新国立劇場『オレステイア』 大胆な翻案と旬の俳優で納得の現代悲劇に

 6月29日(土)午後1時~新国立劇場中劇場で『オレステイア』を観劇。第1幕13:00-14:20、第2/3幕14:40-16:05第4幕16:25-17:10 アイスキュロスの原作を英国の劇作家ロバート・アイクが翻案したもの。日本初演。  もともとのアイスキュロスの原作は、三部作で、かなり複雑な構成、古代社会の事情を色濃く反映し…
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新宿末廣亭6月下席 名人の神通力も低下の兆し 淡々『小言念仏』(小三治)、貫禄味『寝床』(歌奴)

 6月22日(土)は朝から新宿末廣亭6月下席に行く。開場は11時35分。アサの並びは少なくなった。それだけ小三治師匠の神通力は衰えてきたのかと思った。 昼の部が始まってすぐに二階席も埋まったが、立ち見が出たのは、昼の部のトリの時間帯。。夜の部では立ち見がなく、トリの時間帯にいたってようやく立ち見あり。  小三治師匠がトリの日はいつも…
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上野の地に旧東京音楽学校奏楽堂がある

上野公園の東京都美術館に隣接して、「旧東京音楽学校奏楽堂」がある。2階の音楽ホールは、かつて瀧廉太郎がピアノを弾き、山田耕筰が歌曲を歌い、三浦環が日本人による初オペラ公演でデビューを飾ったところだという。 創建の明治23年は1890年であり、およそ130年の年月を経ている伝統建築だ。東京藝術大学音楽学部は新しい奏楽堂を…
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花形演芸スペシャル受賞者の会 精進賜『動物物真似』(小猫)拍手『扇の的』(松之丞) 色物・上方落語

 6月15日(土)の夜は、国立演芸場で花形演芸スペシャル受賞者の会である。今回は色物の江戸家小猫が大賞。金賞は4人、銀賞4人で、表彰式には1名が欠席。  この公演、表彰式が面白い。独立行政法人日本芸術文化振興会の理事長は昨年に引き続き河村潤子氏。受賞者のコメントもユニーク。審査員代表でコメントしたのは読売出身の長井好弘氏。小猫には…
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新国立劇場「蝶々夫人」傑出したタイトルロールの佐藤康子

6月9日(日)午後2時からは新国立劇場でプッチーニの歌劇「蝶々夫人」を鑑賞。今回もピンカートン以外は日本人ソリストで固めた演出。タイトルロールの蝶々夫人が気になっていたが、佐藤康子は日本人離れした歌唱力と演技力で、か弱きそして力強い蝶々さんを魅せてくれた。 ○ 指揮 ドナート・レンツェッティ ○ 演出 栗山民也 ○…
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新宿末廣亭6月上席 迫力『千両みかん』(たい平)味『谷風情け相撲』(歌奴)

 6月9日(日)は、新宿末廣亭6月上席夜の部途中5時15分頃から入る。雨の中、4割程度の入り。  たい平師匠は、『千両みかん』。この筋、上方バージョンだ。江戸バージョンでは夏の蜜柑ははじめから千両、一方、上方バージョンでは、番頭の意地で千両になる。また、番頭が蜜柑を盗むのも出来心ではなく、冷静な判断だ。確かにこの筋のほうが主任の噺…
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新国立劇場「ドン・ジョヴァンニ」成熟した面白さ 脇園彩をはじめ日本人ソリストが大活躍

 5月19日(日)午後2時からは新国立劇場でモーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」を鑑賞。新国立劇場のこの演目は、2008年、2012年、2014年と鑑賞しており、今回が4回目。同じ演出だが、ソリストの違いを味わうのも良い。   ドン・ジョヴァンニ役のニコラ・ウリヴィエーリはさすがに迫力。レポレッロ役のジョヴァンニ・フルラネ…
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ル・コルビュジエ展

国立西洋美術館でル・コルビュジエ展が開催されている。この美術館自体がル・コルビュジエの手になるものだが、ピュリスムの誕生として、アメデ・オザンファンと一緒に活動していたシャルル=エドゥアール・ジャンヌレ(ル・コルビュジエの本名)の絵画。キュビスムとの対峙など、体系的な展示がわかりやすい。  住宅の設計や椅子の設計はまさ…
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白金の清正公の大祭

  5月4日・5日は、白金の清正公の大祭である。   もともと細川藩の中屋敷があったあたり。正式には覚林寺、加藤清正が朝鮮から連れて帰った朝鮮王朝の王子であった可観院日延上人が始祖となる。寛永八年(1631年)のこと、建物は幕末の再建だが、150年以上を経ており、歴史の重みは十分だ。  高級住宅街ではあるが、この時期は下町の雰囲…
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邦楽の懐かしみ 安藤政輝リサイタル 宮城道雄全作品連続演奏会19

  4月24日(水)午後7時からは、紀尾井小ホールにて、安藤政輝リサイタル 宮城道雄全作品連続演奏会19 を聴く。ほぼ満席。    宮城道雄の全作品を、社会背景を考察しながら時代を追って演奏していくシリーズの19回目。昭和18年~22年を中心に~というもの。安藤政輝さんのほか、お嬢さんの安藤珠希さん、石井まなみさん、東野珠実(笙)…
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貫禄『大工調べ』市馬、刷新『粗忽の釘』(一之輔)、屈折『不幸者』(王楽)復活『越後屋角兵衛』(彦丸)

4月30日(火)午後6時半からは第652回紀伊國屋寄席。久々の満員御礼。 市弥は『のめる』を軽快にこなす。彦丸師匠は『越後屋角兵衛』という珍しい噺。明治期の噺で初代三遊亭円遊が得意としたとのこと。戦後は忘れられていたものを桂歌丸師匠が復活させたらしいが不完全で、「落語事典」では今はやり手がいないとある。角兵衛獅子と言えば、美空ひば…
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東京都現代美術館がリフレッシュ 家族フレンドリーな公共空間

今年3月29日(金)、東京都現代美術館が3年間にわたる休館を経てリニューアルオープンした。企画展として、「百年の編み手たち-流動する日本の近現代美術-」が開催されている。 4月29日(月)11時からは約30分間、学芸員によるギャラリートークがあった。2章「震災の前と後」と3章「リアルのゆくえ」から ということで、特に…
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ストーリーテラーの落語家たち 桂歌蔵・歌助 二人会 よたんぼう 出版記念

  4月26日(金)午後7時から、出版クラブホールで“桂歌蔵・歌助 二人会”が開催された。歌蔵師匠が角川書店から「よたんぼう」を出版、その出版記念を兼ねた落語界である。   故桂歌丸師匠の二番弟子と四番弟子、どちらも書籍を出版しており、今回は、歌助師匠が歌蔵師匠に支援した形だ。故歌丸師匠の一番弟子は、歌春師匠だが、先代枝太郎師匠が亡く…
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新国立劇場『かもめ』 チャレンジを試みる悲喜劇

 4月20日(土)午後1時~新国立劇場でチェーホフの『かもめ』を観劇。第1幕~第3幕13:00-14:50、第4幕15:05-15:50  いわずと知れたチェーホフの三大戯曲の一つ。劇中の台詞“私はかもめ”は宇宙飛行士テレシコワが使ったことで、多くの人がナマエだけは知っているというもの。チェーホフは、この作品を喜劇だと見ていたらし…
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新国立劇場『ジャンニ・スキッキ』砂川涼子をはじめ日本人ソリストが好演、カルロス・アルバレスも魅力

新国立劇場で4月14日(日)午後2時から、歌劇『フィレンツェの悲劇』『ジャンニ・スキッキ』のダブルビルを鑑賞。どちらも新国立劇場では初演だ。 ジャンニ・スキッキは、同じプッチーニ作品の『外套』『修道女アンジェリカ』とともにトリプルビルで上演されることも多いが、『フィレンツェの悲劇』とのダブルビルも珍しくないよう。ジャンニ・…
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楽しい白鳥・三三 両極端の会 VOL.13 名作が産まれたか!?

 4月1日(月)は19時から紀伊國屋ホール白鳥・三三 両極端の会 VOL.13。今回は、三三→白鳥 実在する人物の噺を 白鳥→三三 古典から始まって新作になる噺を ということらしい。 7:03君が代で幕上がる-04入場-12トーク 今回のテーマ 発表になった新元号も話題。 ○ 白鳥 7:13-58 15年以上も前に作った話 …
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トキワ荘界隈を散歩

 週末に豊島区南長崎三丁目界隈を散歩してみた。トキワ荘界隈である。今でいえばクリエイターのインキュベーターである。  池袋駅西口のC8出口からバス(池11:池袋駅-中野駅[国際興業バス/関東バス])で南長崎2丁目のバス亭で降りる。すぐ南長崎漫画ステーションに行き当たる。まちづくりの拠点であり、お休みどころという表示がある。  次…
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妙味『替わり目』鳳楽、敬服『茶金』(金馬)、迫力『やかんなめ』(文治)

3月27日(水)午後6時半からは第651回紀伊國屋寄席。8割程度の入り。三語楼は中トリの金馬師匠に遠慮して短め。金馬師匠は、今年3月19日に90歳(本当は5月生まれだったが、親が早く学校に入れようと早生まれになってしまったとか)で、ともかくも、1941(昭和16)年7月に12歳で先代金馬に入門、芸歴の長さでは最長。なかなか超える…
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近所の花見

東京はサクラがもう開花。しかしながら、まだ花は多くない。 近所に花見に出掛ける。 それなりに楽しんでいる人たちがいた。 今週いっぱいの楽しみだろう。
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日本最古の登り窯が丹波篠山にある

3月上旬、丹波篠山を訪れた。ここの魅力はいろいろあるが、その一つが丹波焼にあることは言うまでもない。 平安時代末期から鎌倉初期に始まるとされる丹波焼は、瀬戸、常滑、信楽、備前、越前とともに日本六古窯に数えられているという。昭和53年(1978)「丹波立杭焼」の名称で国の伝統的工芸品指定を受けている。 現存する日本最古の登り窯…
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