テーマ:寄席

人情噺を熱く語る『文七元結』(三三)

 12月19日(火)は、紀伊國屋ホールで“第53回とみん特選小劇場”柳家三三独演会である。 開口一番は二ツ目の市楽。冗談落ちといった噺の類のマクラ『芝居の喧嘩』である。  三三師匠の一席目は、『転宅』、好みの演目だ。  二席目は予定通り『文七元結』、年末にふさわしい圓朝作の人情噺。 ○ 落語 柳亭市楽 芝居の喧嘩7:05…
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新宿末廣亭12月上席 古典落語を展開『味噌蔵』(天どん)

 新宿末廣亭12月上席に6時半頃入る。3割程度の入り。  本日は、主任が天どん師匠だけあって新作が多いのかな?!と思う。  主任の天どん師匠は、ケチな話から古典落語に展開、『味噌蔵』で締めた。 ○ 奇術 ダーク広和-6:45 ○ 落語 春風亭正朝 紀州6:46-49-59 ○ 落語 柳家小団治 ぜんざい公社7:00-0…
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こなし『やかん』(笑遊)、映像『酢豆腐』(夢花)、楽しみ『読書の時間』(春馬)新宿末廣亭6月中席

   6月17日(土)は、新宿末廣亭6月中席に午後7時少し前に入る。中トリが神田松鯉の講談。味わいのある舞台。  およそ二時間だけであったが、それなりに楽しめる内容だった。入りは半分強程度だが、前は詰まっているし、途中で帰る人もいない。  春馬師匠は、桂文枝の新作『読書の時間』で楽しめる。夢花師匠の『酢豆腐』も少しまだるっこいが映像…
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活躍へ期待『片棒』(遊馬) 新宿末廣亭4月中席夜の部

新宿末広亭4月中席夜の部に7時直前に入る。2割程度の入り。神田松鯉師匠の講談は初めから聞きたかったところ。  主任は遊馬師匠で、『片棒』はなかなかの出来栄え。いずれ人気が出てくるだろう。 ¡ 講談 神田松鯉 那須与一扇の的-7:02 ¡ 落語 三遊亭遊三 青菜7:03-05-20 (お中入り) …
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圓朝の語り口『鰍沢』(龍玉)、祖父譲り『粗忽の使者』(花緑)、豊かな『片棒』(志ん陽)

  2月21日(日)は、第441回 花形演芸会で、通常の花形演芸会は空席があるのだが、今回は満員御礼。その理由を探れば、一つは国立演芸場の営業努力。放送大学との連携講座という旗を掲げた人も見かけた。また、一つは人気の花緑師匠。さらに、主任の蜃気楼龍玉師匠の演目の鰍沢、この時期でなければ味わいが出ない演目だ。  立川談吉の『よかちょ…
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納得『王子の狐』(圓馬)、上方の魅力『たちきり』(茶楽) 新宿末廣亭1月下席

  1月24日は新宿末廣亭1月下席夜の部にも顔を出す。3割程度の入りだろうか。正月以外であればこんなものだろう。  圓馬師匠の『王子の狐 』はわかりやすく丁寧。主任の茶楽師匠は、『たちきり』。この演目、鳴り物入りで上方落語という感じもあるが、東京でも味わえる。 ○ 落語 春風亭愛橘 動物園-5:46 ○ 俗曲 桧山うめ吉5:…
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老体に鞭打っての好演『紙入れ』(歌丸)

 11月29日(日)、新宿末廣亭11月下席夜の部に行く。落語芸術協会で、主任は桂歌丸会長。1階席はほぼ満席。桂富丸の『老稚園』は、古今亭今輔の新作落語らしい。  主任の歌丸師匠、痛々しいが、老体に鞭打って『紙入れ』を好演。 ○ 落語 滝川鯉橋 粗忽の釘 ○ 落語 春風亭柳之介 荒大名の茶の湯 ○ 奇術 スティファニー ○ …
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二代目圓生の珍しい古典落語『怪談累草紙~親不知の場~』(正雀)ほか

9月25日(金)は、第609回紀伊國屋寄席。今回は主任が正雀師匠で珍しい古典落語を披露。『怪談累草紙~親不知の場~』は、二代目三遊亭圓生 作のもので、二代目三遊亭圓生は、圓朝の師匠に当たる。この人の作品では唯一現存する作品だという。ストーリーは、宿に泊まった武士が聞こえてくる唄に惚れてしまい、夜這いに そして結婚を申し込むという噺…
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ポカスカジャンに刺激を受けて盛り上がり 花形演芸会スペシャル~受賞者の会~

 6月15日(月)18時~は、花形演芸会スペシャル~受賞者の会~である。平成26年度花形演芸大賞の受賞者が集い、得意の演目を演じるのと、贈賞式における受賞者たちの個性豊かな振る舞いが面白いので人気がある。今年もまた満員御礼なのである。  司会は談春師匠、大賞受賞者のみ司会者の資格ありだという。(もっとも、大賞受賞者でなくとも司会者を務…
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銭湯の落語会に初めて参加 歌蔵師匠の鷹番寄席

  5月29日(金)午後7時~東京・東急東横線学芸大学駅にある【鷹番の湯】で開催される「鷹番寄席」に行ってみた。ロビーで聴衆は16名ほどだが、満員御礼。   まずは、社長がアフリカ・ナイロビから命からがら脱出した歌蔵師匠が・・・と紹介。歌蔵師匠によると、二ツ目時代に誘われて開始、それから19年目になると言う。真打昇進後、しばらくお…
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好感度で『藪入り』(晴の輔)、軽笑『親の顔』(志の輔)、関西弁『動物園』(雲水)

 5月24日(土)は春の立川流落語会の中日で、満員御礼。寄席では聴けない面々だけあって、人気がある。志の輔師匠が出演することも大きい。  真打昇進襲名披露公演ということもあって、軽めの噺が続く。志の彦は、今年4月に二ツ目に昇進したばかりというが、『元犬』をそつなくこなす。志の春はイェール大学卒という国際派だが、『錦の袈裟』は無難。雲…
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五代目志ん好の『大山詣り』を聴く (国立演芸場5月中席) 

 5月18日(日)の国立演芸場5月中席は、落語協会の真打ち披露興行。7割程度の入りか。  最若手の志ん丸師匠の『祇園祭』はきびきびしたところが売りだが、もう少しゆとりを見せることも必要だろう。志ん彌師匠の『替わり目』は落ち着いた出来。中トリのさん喬師匠は、軽く『長命』でまとめる。マクラは月下美人の美人薄命のエピソード。  志ん橋師匠…
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新宿末廣亭 4月下席 新作の枠を超える『ハンバーグができるまで』(喬太郎)

  4月26日(土)は、久々の新宿末廣亭。4月から料金は3千円に値上げ。連休に入り4月下席も連休初日といったところだろう。   昼席の最後あたりから入る。二階席は空いているそうだが、一階で立つ。夜席もほぼ満員御礼。二階席にも客が入っている。喬太郎様々だろう。若い客が目立つ。   萬窓師匠の『まぬけ泥棒』は人柄が出て親しめる。中ト…
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お見事『小間物屋政談』(歌丸)、迫力『巌流島』(夢太朗)、活き活き『三日天下』(竹丸)国立名人会

  12月22日(日)午後6時からの国立名人会は、満員御礼。ただし、この名人会、販売後、しばらくは空席があった。23日の圓丈の落語会は早々と売り切れだったのに・・・国立演芸場の窓口も、歌丸師匠がトリなのにおかしいと言う。おそらく、11月に歌丸師匠が健康を害して2週間ほど休業したことが影響しているのだろう。  しかし、ともかくも歌丸師匠…
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巧さの『夢金』(王楽)、味わいの『紺屋高尾』(柳朝) (第415回花形演芸会)

 12月21日(土)午後1時からの国立演芸場・花形演芸会は満席。メンバーが揃っており、演目も面白そうということなのだろう。  朝也とたま はレギュラーではないが、若手チャレンジ。どちらも注目される。テンポが新しさを感じさせる。  中トリの王楽師匠、『夢金』は力が入るネタで、人物の使い分けも巧い。トリの柳朝師匠は淡々と『紺屋高尾』で、…
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国立演芸場11月上席 めげるな天どん!新作の期待

 国立演芸場11月上席は、落語協会の真打昇進襲名披露公演。今回はなんと5人。昨年の一之輔、そして、文菊、志ん陽に追い越されていたメンバーと言うことらしい。しかし、これからが勝負だ。11月2日(土)は圓丈師匠の弟子、天どんが登場ということなので、新作を期待。  満員ではないものの、かなりの入り。天どん師匠は、国立埼玉大学教育学部卒で教員…
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第五回正蔵 正蔵を語る 木訥な魅力

 なぜか、“正蔵 正蔵を語る”、毎回、聴いている。10月27日(日)の国立演芸場、入場時点では満員御礼ではないが、ほぼ満員の入り。正蔵師匠は、器用な方ではないし、3回目の後は、いったんは中断(平成23年)したのだが、翌々年から再開し、今年は2年目だ。師匠が最後にお礼を述べたところ、聴衆から、来年は6回目という声が掛かった。多くは期待して…
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昇太が誘う落語の世界『壺算』(新宿末廣亭9月上席夜の部)

   久々の新宿末廣亭である。6時以降の割引料金で入場、まだ席には余裕がある。トリが昇太ということで客層は若め。女性客も目立つ。    桂宮治は昨年二ツ目に上がったばかりであるが、古いネタの『反対俥』を体力でこなしている。春風亭柳太郞師匠の『伝説のカレー屋』は、どこかで一度聴いている新作。瀧川鯉昇師匠の枯れた『粗忽の釘』は何とも言えぬ…
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楽しめる『引越の夢』(べん橋)、豊かな表現力『堪忍袋』(遊雀)、クライマックス『真景累ヶ淵』(歌丸)

 国立演芸場8月中席初日は大入り満員。立ち見が出ている。  二ツ目の春風亭べん橋、北海道生まれ、少し訛りがありそれを生かしている。マクラは札幌のエピソードから始まり、サワリは『引越の夢』、なかなか楽しめる内容。  小南治師匠の大入り袋は定番のマクラ。落語も師匠らしい『鋳掛けや』。  食い付きは、遊雀師匠の『堪忍袋』、豊かな表現力で…
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第583回紀伊國屋寄席 お見事『八五郎出世』(歌司)、麻雀屋で『小言幸兵衛』(小さん)

 7月16日(火)の紀伊國屋寄席は、9割方の入り。夏らしい噺と言えば、『宮戸川』か。小文治師匠が色気のあるスタイルでまとめる。  中トリの歌司師匠の『八五郎出世』は、この噺、こんなに面白かったのかと思わせる出来映え。  トリの小さん師匠の『小言幸兵衛』、サゲは鉄砲屋ではなく、麻雀屋が登場、「どうりでポンポン言う」という下り。どうせな…
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個性でお大尽と花魁と『お見立て』(小助六)、名人芸『短命』(歌丸)・『蛇含草』(鯉昇)

  国立演芸場の7月上席は、落語芸術協会の真打昇進襲名披露公演である。7月7日(日)は、梅雨が明けて暑い盛りだが、七割程度の入りはなかなかのもの。  花助改メ三代目小助六師匠、協会の幹部の面々からは会計事務所職員のようだとからかわれながらも、独特の個性があり、花助時代から注目していた。小助六の初代は、後の第四代古今亭志ん生で、第二代は…
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颯爽とのどかな泥棒噺『転宅』(小三治) 夏の蕎麦『インド人の蕎麦屋』(一琴)新宿末廣亭6月下席二日目

 新宿末廣亭6月下席はトリが小三治師匠なので、昼席から通しで聴くことにした。昼席の初めから座席は一杯。昼席の終わり頃には立ち席で超満員。  特筆は、第二番目に二ツ目昇進の落語家が登場すること。昼は「まめ平」、夜は「扇」で、確かに前座ではない聴かせる域の噺。また、近く真打ちに昇進する川柳つくしもいいノリ。  初めての噺としては、一…
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第582回紀伊國屋寄席 渋い人情と愛情~説得力のある『不幸者』(圓窓)

 6月12日(水)18時30分~は、第582回紀伊國屋寄席。当日券もあるがほぼ満席。  中堅どころが揃う落語会で、それぞれの噺もトリで語られるべきもの。しかし、やはりトリの圓窓師匠の『不幸者』は圧巻。  渋い人情噺で、親子の諍いと男女の感情が微妙に絡み合う面白さ。圓窓師匠ならではのものだろう。説得力を感じる迫力。親父のとてもいいシー…
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立ち見も出る名人会 マクラもたっぷりの『やかんなめ』(小三治)

  6月5日(水)18時~の国立演芸場は、第364回国立名人会で、トリは小三治。満員御礼である。3人ほどの立ち見あり。この予約、連れがいてもバラバラの席という人が目立つ。  菊千代師匠の『鼓ケ滝』は落ち着いて聴ける。〆治師匠の『お見立て』もなかなかの味。伯楽師匠は落語協会分裂騒動をマクラ。小さん師匠に引き上げてもらった18人+2の…
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盛大な拍手で『人情八百屋』(談修)、絶妙の『猫の皿』(志の輔)

4月27日(土)国立演芸場は、立川流の真打披露公演の中日、トリは談修、中トリは志の輔である。満員御礼は、寄席ではお目に掛からないこのグループの人気、そして志の輔人気だろう。  全体としてきびきびとした雰囲気が立川流らしい。キウイ師匠は、ぜんざい公社改作の『落語公社』、談之助師匠も『安倍晋三物語』と軽めの新作が続く。ベテランら…
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新作で勝負『雨のち晴れ』(枝太郎)、持ち味『擬宝珠』(文治)、名人芸『鰍沢』(歌丸)

4月19日(金)の国立演芸場4月中席夜の部、今回も引き続き、主任は桂歌丸師匠、演目は前半とは異なり『鰍沢』である。 枝太郎師匠、毎日異なった演目を演じているようだが、今回は初日の『不動坊』にしようと思っていたが、始まる前にお客にまた演じて欲しいと言われたので、やめて新作にするという。新作を得意とする師匠、『雨のち晴れ』で…
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淡々と『七度狐』(花助)、深みのある『時そば』(鯉昇)、名人『中村仲蔵』(歌丸)

 国立演芸場の4月中席の主任は恒例の歌丸師匠。11日はその初日である。  花助の『七度狐』は淡々と演じるが、味がある。枝太郎師匠の『不動坊』どこか平板、もともと得意とする噺のはずだが・・・?上方落語で吉弥師匠が演じたように鳴り物入りで行きたいところ。鯉昇師匠の『時そば』はお見事。蕎麦屋のハーフ、蕎麦処ベートーベン、甘味でココナッ…
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残り1時間で楽しむ寄席の夜席(新宿末廣亭3月下席夜の部)

   8時前、入り口は閉鎖され、御用の方はどうぞという状況。帳場は今日の日銭の計算だが、そこを押し入って入る。本来なら8時半に主任が登場というわけだが、閑散期の寄席は、あまり元気はない。     ともかくも、半額で友人と入場。1割程度の入り。『近日息子』を途中から聴いたが、初めての噺で収穫。『幇間腹』も“身体の中を針がぐるぐる回って…
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5回目の《圓朝に挑む!》玄人受けの『にゅう』(こみち)、納得『因果塚の由来』(圓太郎)

  第5回目になる国立演芸場の企画公演《圓朝に挑む!》、毎年、聴いているが、今回は、玄人はだしの演目となったようだ。そのせいか、また演者が若手のせいか、満員御礼とはいかないが、9割以上の入りは確保。   “こみち”は身重の身体で現れる。妊娠9ヶ月だという。演目は『にゅう』、金持ちに招待された鑑定家が、気が進まず、身代わりに愚か者を派遣…
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 『花見の仇討』(雲助)、『明烏』(花緑)、『猫の災難』(市馬)に並んで光る『百川』(文菊)

3月18日(月)の第579回紀伊國屋寄席はもったいないような布陣だが、当日券はまだあった模様。   ベテランの中にあって、若手真打ち文菊師匠の『百川』はお見事。秋田の西馬音内(ニシモナイ 盆踊りで有名)に毎年出掛ける噺をマクラに日本橋の料亭「百川」で使用人“百兵衛”と魚河岸の若者たちとのやりとりは実に活き活き…
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