テーマ:ドイツ

新国立劇場『願いがかなうぐつぐつカクテル』の公演に感謝

 2月以来の舞台鑑賞である。新国立劇場の小劇場にて、ミヒャエル・エンデの『願いがかなうぐつぐつカクテル』、適切な間隔を保つため、前後左右をあけた席配置(全指定席)だ。半数程度ということで、子どもも少なからずいるが、大人のほうが多い。 ミヒャエル・エンデの作品らしいシニカルなファンタジーの世界をエンターテインメントとしてまとめあげた。と…
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シュタイナウ城

グリム兄弟がその昔、過ごしていた街にシュタイナウがある。フランクフルト・アム・マインとライプツィヒとを結ぶ通商路にある交通の要衝だったらしい。 13世紀にはハーナウ伯の領地となり、防衛施設としての城が築かれた。 今では人口1万人程度の小都市だが、産業もあり、観光も重要である。 城は16世紀の建築だが、防衛のための城…
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猪からねずみ ハーメルンこそ

干支で言えば、猪からねずみと交替。 猪は比較的、画像として楽しめる。 ねずみは、本当は生命力盛ん。 街歩きでねずみのエピソードを探してみるのも面白い。 ここはドイツのハーメルン。街歩きで楽しい街だ。
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高輪消防署二本榎出張所 ハンブルクのチリハウスがそこにある?

品川プリンスホテルを出発して徒歩15分ほど、都営地下鉄の高輪台の駅近くに、灯台のようなレトロな建物が見えてくる。 昭和8年(1933年)12月28日の完成、消防署として現役の建物だ。ドイツ表現主義(Deutsche Expressionismus)なのだという。 表現主義とは印象主義に対する概念で、不安の感情などを表現す…
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カフカの世界はVRで味わえるか!?(Verwandlung⇒VRwandlung)

7月3日はフランツ・カフカの誕生日。1883年生まれの彼は、135回目の誕生日を迎えるわけだ。 ゲーテ・インスティトゥート東京で、6月30日からVRインスタレーション「VRwandlung」の展示が行われている。テーマは、フランツ・カフカによる小説『変身(Verwandlung』。自分の体が虫に変身してしまう主人公の体験ができるの…
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コンサートでは初めての「冬の旅」全曲

 3月9日(金)は、JTアートホール アフィニスにて、「羽石道代プラスシリーズ」コンサート第10回vol.1を聴く。日本を代表するバリトン歌手 池田直樹さんを迎えてのシューベルトの「冬の旅」の全曲演奏だ。 まずは、羽石道代さんの独奏で、J.S.バッハ(ブゾーニ編曲)の☆シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調…
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宗教改革記念日(10月31日) 500年

ユリウス暦の10月31日が宗教改革記念日。本日で500年となる。 ヴァルトブルク城は、言うまでもなく 歌劇タンホイザーの歌合戦の舞台 そして ルターがその一室で聖書を翻訳していた。 その部屋の中には、 悪魔の囁きを撥ね除けた ルターのペンの痕が残っているのだという。 8日間の連続説教 宗教改革は説教運…
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増山裕之 ドイツで活躍する画家 カスパーダビッド・フリードリッヒ

  2月9日のZDFのニュースHeute-journalで増山 裕之という画家の存在を知った。間と自然と歴史に興味を持ち、ドイツロマン派の画家、カスパーダビッド・フリードリッヒの足跡をたどり撮影、写真作品に当時の風景を再 現するシリーズを始めたのだという。   カスパーダビッド・フリードリッヒの絵画はドレスデンの美術館などで多く所蔵さ…
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新国立劇場『ワルキューレ』 ステファン・グールドが素晴らしいジークムント

10月8日(土)午後2時~7時15分は、新国立劇場で、新演出(ゲッツ・フリードリヒ)の歌劇ワルキューレである。  公演内容については、とても満足のいくもの。まずは、往年のヘルデン・テノール、ステファン・グールドがとても良い。この演目、ジークムントの魅力が勝負だということは初めての認識であった。次作の『ジークフリート』では、タイトル…
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世界最高水準の舞台 フォークトの新国立劇場「ローエングリン」

 5月29日(日)は、新国立劇場で歌劇『ローエングリン』を鑑賞。2012年6月の公演の再演で、いうまでもなく、タイトルロールに当代一のクラウス・フロリアン・フォークトを再度、擁しての注目の公演だ。バイロイト音楽祭でローエングリンのタイトルロールを演じ、今年はパルジファルのタイトルロールを演じる。また、オルトルートにはペトラ・ラングで、2…
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奈良美智が愛読する五月三十五日

奈良美智のラジオ番組を聴いていたら、彼が今でもケストナーの作品を原文で読んでいると語っていた。取り上げた小説は『五月三十五日』である。 http://www.nhk.or.jp/radiosp/ootomomeetyou/ この小説、詠んだことがなかったが、確かに面白い。ただし、ドイツ語で読むべきである。日本語訳は、高…
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カミッラ・ニールントのサロメ クリスティアン・フランツもヘロデ王を好演 新国立劇場『サロメ』

 3月12日(土)は新国立劇場でリヒャルト・シュトラウスの歌劇『サロメ』を鑑賞。前回は2011年(http://steintogil.at.webry.info/201110/article_5.html)で、この作品は4回目となる。新国立劇場の演出は前回と変わりない。  まずは、なんといってもタイトルロールの「サロメ」次第。カミッラ…
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ドイツの町からのレポート 肉は週一回だけ、モーツァルトの祖先は福祉住宅に住んでいた

  NHKラジオ深夜便にワールドネットワークというコーナーがある。ドイツからはバイエルン州トゥッツィング(Tutzing)という町からレナー順子さんという主婦の方がレポートしている。この町にはシュタルンベルク湖がある。ノイシュバンシュタイン城で有名なルートヴィッヒ2世が亡くなったのはこの湖である。森鴎外の小説もある。   前回の放送で…
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オール日本人ソリストで定着 喜劇を演じる妙味 新国立劇場『魔笛』

  1月24日(日)は新国立劇場で『魔笛』の公演を鑑賞。このプログラムは、前回からソリストが日本人スタッフだけの公演である。新国立劇場は、この演目は1998年、2000年、2006年、2009年、2013年、そして今年と6回目。演出はミヒャエル・ハンペで同じだが、2006年、2013年は、タミーノ、パパゲーノは外国人ソリストが演じた。2…
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夜市の日

   10月31日(土)はハロウィーンだという。街中には大勢の人々が集まってきている。    もともとケルトの祭りとのことだが、ドイツでは11月11日に聖マルチン祭という提灯行列がある。暗黒の中に火を灯す、飲食を楽しむなど、ルーツは共通しているのかもしれない。    夜の街といえば、夜市。祭りの祭の屋台もその一つと言えそうだ…
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マリアブロンの修道院の栗 と 小布施の栗

  マリアブロンの修道院の入口、二重の小さい柱にささえられているアーチ型の門の前に、すぐ道にそって、一本のカスターニエンの木が立っていた。昔、ローマ巡礼者のひとりが持ってきた南国のただひとつのかたみで、幹のたくましいクリの木だった。(「知と愛」(ヘルマン・ヘッセ、高橋健二・訳)冒頭部分)   欧州では、地中海周辺で栽培されてい…
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新国立劇場「ラインの黄金」ニーベルンゲンの指輪の最初を飾る素晴らしい舞台

 10月4日(日)午後2時からは、新国立劇場で、『ラインの黄金』を楽しむ。新演出も嬉しい。指揮は、飯守泰次郎・芸術監督が自ら振るのも魅力。 ヴォータンのユッカ・ラジライネン(バス・バリトン)はお馴染み。そのほかのキャストも新顔あり、ベテランあり。 オケも素晴らしかったが、やはり、新演出の視覚的効果も良かった。ニーベルンゲ…
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安野光雅のアレンドルフ(菩提樹)

  東郷青児美術館で開催されている安野光雅展に行ってみた。    安野光雅といえば、本の挿絵というイメージがあるが、装丁家、そして絵本作家、さらには画家でもある。各国の風景画や『旅の絵本』の原画など約110点を展示したもの。舞台はそのほとんどがヨーロッパである。 最近ではNHK-FMの日曜喫茶室の常連さんで話を伺うことが多いが、あら…
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泉に沿いて繁る・・・

 フランツ・シューベルトの“菩提樹”を聴いている。彼はオーストリアの作家だが、この曲の詩を書いたのは、作詞者は、ヴィルヘルム・ミュラー。ドイツ東部のデッサウに生まれて、ベルリン大学に進学したらしい。「冬の旅」は職人遍歴の物語であるが、「菩提樹」のモデルは、バード・ゾーデン・アレンドルフにあるという。 ヘッセン州の北東部にあり、…
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『ばらの騎士』文学と音楽の素晴らしさ (2015年5月 新国立劇場)

  5月30日(土)は新国立劇場『ばらの騎士』を鑑賞。開演は本来、14時なのだが、実際には遅れて14時10分、終演も18時10分。ヴァルツァッキ役の高橋淳が健康上の理由で出演できなくなり、代わりに大野光彦が、元帥夫人の執事には加茂下稔が、料理屋の主人は引き続き加茂下稔がということだという。      この演目、2003年の東京二期会…
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カーニバル様々

  ドイツではカーニバルの季節。2月18日(水)は「灰の水曜日」で、いわば懺悔の日だが、それまでは、2月12日(木)の「女の無礼講」に始まり、2月16日(月)の「薔薇の月曜日」と盛り上がる。  この時期の旅行者にとっては、楽しいことこの上ない。滞在者も、暗くて寒い冬の中のとても楽しいイベントなのである。  しかし、今年は、様々なテロ…
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ドレスデン大空襲から70年

2月13日はドレスデン大空襲の日。およそ60万人の人口を持つこの都市はエルベのフィレンツェと呼ばれた美しい街で、折しも多くの難民が訪れていたが、ソ連軍支援という名目で徹底的に破壊された。  ドイツ統一後は復興が進められ、聖母教会も復元。平和都市として復活している。しかしながら、反イスラム運動のデモが展開されるなど、都市としては…
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ヴァイツゼッカー元大統領とベルリン大聖堂

 ヴァイツゼッカー元大統領の葬儀がベルリン大聖堂で執り行われた。大聖堂と言えば、カトリック教会を指すことが多いが、このベルリン大聖堂は、ルター派の福音主義教会のものである。歴代のプロイセン王のお墓がある。    第二次世界大戦で天蓋をはじめ大きな被害を受けた。東ベルリン地区にあったため、修復もままならず1992年にベルリンを訪れた当時…
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新国立劇場『さまよえるオランダ人』は響きも視覚的にもダイナミック

 1月25日(日)の『さまよえるオランダ人』(新国立劇場)を鑑賞(14:00~16:55)。新国立劇場の初春の演目はワーグナーの『さまよえるオランダ人』で、2007年、2012年の再演。前回は代演があり、http://steintogil.at.webry.info/201203/article_5.html 少し物足りない面があったが…
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新国立劇場「ドン・ジョヴァンニ」カルメラ・レミージョがドンナ・アンナ役で熱演

 10月19日(日曜日)の新国立劇場オペラ公演、今年のシーズン二作目は、『ドン・ジョヴァンニ』(モーツァルト)。今回は、カルメラ・レミージョがドンナ・アンナ役として出演。1998年のエクサンプロバンス音楽祭でこの役を演じたという。NHKのクラシック倶楽部でも登場している。歌唱力だけでなく、演技面でも傑出しており、聴衆の反応が良い。 …
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新国立劇場「パルジファル」 新演出と音楽で魅力の展開

 10月5日(日)の新国立劇場の「パルジファル」を観た。ワーグナーの作品の中でも特に長時間の演目、午後2時開演で、終了が午後7時50分を過ぎていた(途中、50分、45分の休憩が計2回あり)。  舞台神聖祝祭劇(Bühnenweihfestspiel)とは、“舞台の形を取った神聖なお祭りの劇“ということだ。韓国・安東で上演され…
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ドイツ語の壁 PKWとLKW

  PKWとLKWとは乗用車(Personenkraftwagen)と貨物自動車(Lastkraftwagen)のことだが、ドイツの道路料金導入のニュースを日本語で聞くと、その違いがさっぱりわからない。それもそのはず、日本にはPKWとLKWの区別がないのだ。その証拠に、ウィキペディアでPKWの日本語に相当するページを見ると、それは自…
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日本の和紙が貴重な図書の修復に貢献した

ドイツ・ワイマールのアンナ・アマーリア大公妃図書館(Herzogin Anna Amalia Bibliothek)は2004年の火災で蔵書にも大きな損傷を受けたが、このたび、蔵書の修復が完了したという。ZDFニュースによると、図書の修復で活躍したのが日本の和紙、日本のニュースでは取り上げられていないが、それをうかがわせる記事もネッ…
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バッハ、リューベックに行く

旧東独地域を出ることのなかったJ.S.バッハだが、唯一の例外がリューベック。20歳の時に、リューベックの聖マリア教会のオルガニスト、ブクステフーデが演奏するオルガンに魅せられて、この地にやってきたのだという。4週間、ほぼ1ヶ月の休暇は、16週間、ほぼ3ヶ月に及ぶ。ブクステフーデからは後継者にと呼びかけられたのだから、たいしたもの。…
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キールの夏

 ドイツ最北端のシュレスヴィッヒホルシュタイン州の州都はキールである。人口はさほど多くない。北海とバルト海を結ぶキール運河があり、重要な港湾、そしてむしろ軍港だった、Uボートと言えばこの都市であった。    第二次世界大戦で大きな被害を受けて、文化遺産は少ないが、それでも、北ドイツの町として、雰囲気がある。一方、船員の町らしく、…
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