テーマ:クラシック音楽

新演出の『くるみ割り人形』は定着

12月15日(日)午後6時~8時20分(うち30分休憩)は新国立劇場でバレエ『くるみ割り人形』を鑑賞。 一昨年、新演出となった。物語がクララの夢として構成されているというもの。ウエイン・イーグリングの振付による。指揮も管弦楽も昨シーズンと同じ。 舞台は素晴らしいが、慣れてくると、音楽が気になる。 第1幕最後の場面である…
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佐藤卓史シューベルトツィクルス11 軍隊行進曲の力強さ

佐藤卓史ラ・カンパネラ~珠玉のピアノ小品集 - 佐藤卓史軍隊行進曲~シューベルト:4手のためのピアノ作品集 - レヴァイン(ジェームズ) キーシン(エフゲニー)ショパン:ワルツ集&舟歌 - 山本貴志(p) 10月3日(木)午後7時~は、東京文化会館小ホールにて佐藤卓史のシューベルトツィクルス11を聴く。今回は、4手のた…
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上野の地に旧東京音楽学校奏楽堂がある

上野公園の東京都美術館に隣接して、「旧東京音楽学校奏楽堂」がある。2階の音楽ホールは、かつて瀧廉太郎がピアノを弾き、山田耕筰が歌曲を歌い、三浦環が日本人による初オペラ公演でデビューを飾ったところだという。 創建の明治23年は1890年であり、およそ130年の年月を経ている伝統建築だ。東京藝術大学音楽学部は新しい奏楽堂を…
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暗闇の歌 という企画(サックスとピアノの協演)

 “暗闇の歌”とはとてもユニークな企画だ。T.エスケシュの曲名をコンサートの題名としているわけだが、T.エスケシュの曲で言う“暗闇”とは、復活祭直前の聖なる3日間の朝課(夜明け前の夜半に聖書を読み祈る日課)で蝋燭が一本ずつ消されて最後に聖堂が暗闇に包まれることを意味するらしい(公演プログラム解説)。 12月20日(木)19時~20…
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モーツァルト通りでハロウィンの女たちの宴を味わう

東京の原宿、モーツァルト通りにあるカーサモーツァルトで、10月26日(金) 20:00~1時間の演奏会があった。『Ensemble Sabbath 歌う女、奏でる女、弾く女~艶やかなる宴~』と題して、長谷川忍(メゾソプラノ)、佐々木絵理子(ヴァイオリン)、羽石道代(ピアノ)によるコンサートである。 https://ameb…
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佐藤卓史氏のシューベルトツィクルス第9回 4手のためのソナタⅠ

 シューベルトのピアノ曲演奏の第一人者である佐藤卓史さんが、シューベルトツィクルス、いわば全曲演奏に取り組んでいる。10月5日(金)は、その第9回コンサートで、今回は、中桐望さんとの共演で、東京文化会館小ホールで開催された。  一台のピアノを利用しての連弾。曲は、シューベルトがウィーンを離れてハンガリーのツェリス(現在はスロヴァキア領…
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ヴァイオリンリサイタルを楽しむ 円熟の時、新しい風とともに

  5月11日(金)19時からは、東京オペラシティ・リサイタルホールで長岡秀子さんのヴァイオリンリサイタルである。ほぼ満席。 9年ぶりのリサイタルで、今回はピアノ伴奏付き。モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトのバイオリンソナタとドヴォルザークのスラヴ舞曲を楽しむ。 モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトのバイオリンソナタは…
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佐藤卓史 シューベルトツィクルス第8回 旅するシューベルト ピアノソナタ第17番

 シューベルトのピアノ曲演奏の第一人者である佐藤卓史さんが、シューベルトツィクルス、いわば全曲演奏に取り組んでいる。4月18日(水)は、その第8回コンサートが東京文化会館小ホールで開催された。佐藤卓史さんのリサイタルの特徴はテーマ設定にもある。今回は、「旅するシューベルト」。  旅のイメージからはほど遠いシューベルトであるが、音楽家と…
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賢治の愛した音楽 きっと小編成でレコードを聴きながら

  4月13日(金)夜は、大泉学園ゆめりあホールで開催された練馬区演奏家協会コンサート「賢治の愛した音楽」を鑑賞した。  200人くらいの小さなホールで、ピアノ、チェロ、フルートだけだが、いずれも一流の演奏家で、表現力はたっぷり。むしろ、賢治が楽しんだのはこうした雰囲気ではなかったかと思わせる。早くからチケットは売り切れだったらし…
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コンサートでは初めての「冬の旅」全曲

 3月9日(金)は、JTアートホール アフィニスにて、「羽石道代プラスシリーズ」コンサート第10回vol.1を聴く。日本を代表するバリトン歌手 池田直樹さんを迎えてのシューベルトの「冬の旅」の全曲演奏だ。 まずは、羽石道代さんの独奏で、J.S.バッハ(ブゾーニ編曲)の☆シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調…
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新国立劇場「こうもり」 ベテランの域、恒例の楽しみ

1月21日(日)午後2時~5時8分は、新国立劇場の喜歌劇『こうもり』。私にとっては三回目の演目。演出、管弦楽は前回2015年と同じ。ソリストもアイゼンシュタインをはじめ、前回と同じスタッフが揃っている。 楽しい内容だし、音楽的にも、ドラマとしても申し分ない。ベテランの域、恒例の演目と言えようか。 ○ 指揮 アルフレート・エシ…
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新演出の『くるみ割り人形』少し戸惑うが並外れた表現力

10月29日(日)午後2時からは新国立劇場でバレエ『くるみ割り人形』を鑑賞 久々の新制作である。物語がクララの夢として構成されているというもの。ウエイン・イーグリングの振付による。 前回までの振付に馴れていたために少し戸惑う。ねずみの衣裳もリアルで気味が悪い気もする。 とはいえ、舞台と音楽そのものは素晴らしい。特に男性…
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ザンクトギルゲン モーツァルトの母が生まれた町

  オーストリアのザルツブルクカマーグート、ヴォルフガング湖の西端にある小さな町である。モーツァルトの母の生家があり、姉のナンネルも後年、この家に住んでいた。  今年亡くなったヘルムート・コール元首相は、毎年、夏期休暇はこの町で過ごしていた。  中央の小さな広場には、市役所と旅館(郵便局を兼ねる)があり、バイオリンを弾く子ども時…
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ラジオで流れていた曲の題名がわかると嬉しい

 テレビやラジオで流れていて気に入った曲だが、曲名がわからないということがある。世界遺産番組などでよくBGMとして流れていたオーボエの美しい旋律、『ガブリエルのオーボエ』。1986年のイギリス映画「ミッション(The Mission)」の中の曲で、エンニオ・モリコーネ(Ennio Morricone)が作曲したものらしい。ラジオ番組でよ…
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ドヴォルザーク交響曲第7番を聴く

  5月24日(日)、学習院大学の管弦楽団の定期演奏会を聴いた。学生オーケストラながらなかなかの実力。   『ロメオとジュリエット』といえばプロコィエフのバレエ音楽を良く聴くが、チャイコフスキーはシェイクスピアの文学作品を好み、29歳の時に作曲したのだという。   ボロディンの歌劇イーゴリ公より『韃靼人の踊り』は、歌劇の作品としては…
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バランスの良い愉しさ 新国立劇場・喜歌劇『こうもり』

 2月8日(日)午後2時~5時8分は、新国立劇場の喜歌劇『こうもり』、今回は千秋楽だ。私にとっては2006年以来の演目。ヨハン・シュトラウス二世の代表作で、バランスの良い作品だ。登場人物が多く、しかも誰が主役というわけではなく、おしなべて力量が要求され、それぞれに面白味がある。外国人ソリストが中心であるが、日本人ソリストも健闘している。…
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バッハ、リューベックに行く

旧東独地域を出ることのなかったJ.S.バッハだが、唯一の例外がリューベック。20歳の時に、リューベックの聖マリア教会のオルガニスト、ブクステフーデが演奏するオルガンに魅せられて、この地にやってきたのだという。4週間、ほぼ1ヶ月の休暇は、16週間、ほぼ3ヶ月に及ぶ。ブクステフーデからは後継者にと呼びかけられたのだから、たいしたもの。…
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プッチーニ最大の心理劇として楽しむ 新国立劇場「蝶々夫人」

 2月2日(日)は新国立劇場で、久々の蝶々夫人である。  演出は、2005年、2007年、2009年、2011年に続き5回連続で栗山民也であり、舞台は見慣れているのだが、細部で少し変化があるようだ。あるいは、聴き手が変わってきているのかもしれない。  最終シーンは自決した蝶々夫人の前で子どもが立ちつくすというもの。スズキが子どもを抱…
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バレエ・リュス ストラヴィンスキーが創る夢の舞台“火の鳥”

 11月17日(日)、新国立劇場で、久々にバレエを鑑賞した。バレエというよりバレエ音楽といった方が正確かもしれない。ストラヴィンスキーの『火の鳥』、これまで、ベルリン国立歌劇場で『春の祭典』、新国立劇場で『ペトルーシュカ』を観ているので、ストラヴィンスキーの三大バレエはこれですべて観たことになる。  現代音楽として愉しむ。学生時代には…
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新国立劇場『ホフマン物語』充実したエンターテインメント  幸田浩子、浜田理恵、横山恵子が良いバランス

 12月1日の新国立劇場は、ジャック・オッフェンバックの『ホフマン物語』(14時~17時45分、途中30分休憩2回)、前回の鑑賞は2005年のことであろうか。このときは、タイトルロールはクラウス・フロリアン・フォークト、オランピアは吉原圭子、アントニアは砂川涼子であったようだ。このときは、オランピアの歌唱とホフマンの舟歌くらいしか味わえ…
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旅愁のふるさとを訪ねる 人吉の犬童球渓

  人吉と言えば、『旅愁』である。かつての小学校の音楽教材であり、リコーダーの演奏にも適した曲であった。      この曲は、そういえば、映画『ビルマの竪琴』でも登場する。日本を思い出す懐かしい音楽である。もともとは米国の曲なのであるが、訳詞の犬童球渓が人吉出身、この地の父母への思いを込めて訳した詩であると当時から言われていた。…
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久々の生モーツァルト 合唱団ノヴァ・ヴォーツェ第4回演奏会『レクイエム(モーツァルト)』

 7月5日(金)19時~の合唱団ノヴァ・ヴォーツェ第4回演奏会は、みなとみらいホール(大ホール)。  ソリストは、藤崎美苗(ソプラノ)、青木洋也(アルト)、志田雄啓(テノール)、篠部信宏(バス) そのほか、オルガンは浅井美紀、管弦楽はオーケストラ・シンポシオン。  生のレクイエムはなかなかの迫力。 ○ GRABMUSIK …
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新国立劇場『ピーター・グライムズ』は英国作品らしい心理歌劇

   10月8日(月)14時~17時(途中休憩25分間)の新国立劇場『ピーター・グライムズ』を鑑賞。この歌劇は初めて、ベンジャミン・ブリテンの歌劇も初めて。ブリテンといえば、「青少年のための管弦楽入門」のおかげで日本人ならほとんどは、その曲を聴いたことがあると言うべきだろう。しかし、日本では、ドイツ、イタリア、フランスの大作曲家と比較す…
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賢治「セロ弾きのゴーシュ」の中の『インドの虎狩り』の演奏があった

  毎週日曜日にNHKFMで【きらクラ!】という番組が放送されている。3月まで放送されていた【きままにクラシック】の後継番組で、司会は、ふかわりょうさんと遠藤真理さん。  4月15日の放送を聴いた後に、イントロクイズ「きらクラDON!」の回答とともにリクエストを出した。 “動物関連で、さらなるリクエストなのですが、私の故郷の作家…
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新国立劇場「ドン・ジョヴァンニ」再演だがとても魅力的なオペラ

新国立劇場の4月中下旬の歌劇は、モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』、4月27日(金)の18時30分~21時55分(休憩25分)の公演を鑑賞した。私にとっては、久し振りの平日公演である。 2008年の公演の再演である。(http://steintogil.at.webry.info/200812/article_2…
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演劇の街・下北沢で音楽と落語というびっくりするような企画イベント 小三治と池辺晋一郎

  下北沢は演劇の街、商店の間を潜って学生たちがアングラ劇場を催しているかのような賑わい。    3月20日(火)午後3時~5時は、下北沢にある北沢タウンホールで開催された世田谷文化財団音楽事業部の企画イベント「異分野とのコラボレーション企画『語と音楽』~小三治師匠とモーツァルトの素敵な関係?!」に行ってきた。      壇上には…
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新国立劇場の『ラ・ボエーム』は安定した魅力

 2012年1月22日15時~の新国立劇場の『ラ・ボエーム』を鑑賞。新国立劇場のラ・ボエームのプレミエは2003年、その後、2004年にも公演があり、2008年に再演された。私は、2004年、2008年に観劇した。今回は、同じ演出で三回目となる。   休日で9割方の客の入り、満席とはいえないが、定番の演目となれば、こんなものだろう…
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ドヴォルザークのメルヘン・オペラ『ルサルカ』を楽しむ

  12月3日(土)の新国立劇場の『ルサルカ』公演を観る。ドヴォルザークのオペラは初めてだが、フリードリッヒ・フーケの「ウンディーネ」を基調とする作品、アンデルセンの「人魚姫」とも響き合う作品ということ。独特の自然観、音楽思想が流れるチェコの芸術ということなのだろう。     今回の公演は、ノルウェー国立オペラ劇場で2009年に上演…
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朱色の甍の波を鳥瞰  エルベのフィレンツェ

  2005年に再建されたフラウエン教会の塔に登って市街地を鳥瞰してみた。20年前に瓦礫が転がり、一方で城の修復工事を行っていた都市は、中心市街地に限って言えば、すっかり復興した。 朱色の屋根の街並みを初めて観た想いだ。この都市はエルベのフィレンツェと呼ばれていたのだ。      フラウエン教会でコンサートがあった。バッハの「…
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イル・トロヴァトーレは、ゴヤの絵画のように

   10月2日(日)は、新国立劇場のイル・トロヴァトーレの初日。    この作品は、ジュゼッペ・ヴェルディの中期の三大傑作の一つ(そのほかにリゴレット、椿姫)だという。ほかの二作品と比べ、決定的なアリアがないものの、音楽性からいっても、その舞台性からいっても、聴衆を魅了する作品と言えるだろう。いや、そのシナリオは、心に焼き付き、忘れ…
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