紀伊國屋寄席 年末の人情『浜野矩随』(さん喬)寒い季節に『二番煎じ』(たい平)古典『刀屋』(小さん)味『粗忽の釘』… 柳家さん喬17「朝日名人会」ライヴシリーズ120「浜野矩随」「三年目」「百川」「掛取万歳」 - 柳家 さん喬 12月30日(月)午後6時半からは第670回紀伊國屋寄席。コロナ禍の中にあって、満員に近い入り。前座は昨年と同様、与一だが『六尺棒』をこなす。市好は11月に二ツ目に昇進し、市坊から改名したばかり。『加賀の千代』はそつなくこな… トラックバック:0 コメント:0 2020年12月31日 続きを読むread more
新春国立名人会初日 長めのマクラ『弥次郎』(小遊三)モダン『初天神』(たい平)渋み『ねずみ』(さん喬)酒の味『親子… 1月2日(水)は、新春国立名人会の初日、前半の部。出演者(たい平師匠と橘之助師匠)による鏡開きが行われ、樽酒(金沢の銘酒『加賀鳶』)が振る舞われた。 満員御礼。 寿獅子に引き続き、たい平師匠。『初天神』は古典なのだが、モダンな内容も取り入れている点が新鮮。さん喬師匠は、早い出番で『ねずみ』を渋みで聴かせる。 仲入り後は、文… トラックバック:0 コメント:0 2020年01月02日 続きを読むread more
第656回紀伊國屋寄席 味わい深い『大山詣り』(小遊三)温か『田能久』(扇辰)軽快『抜け雀』(たい平) NHK DVD 落語名作選集 三遊亭小遊三 8月13日(火)午後6時半からは第656回紀伊國屋寄席。当日券はあったが、ほぼ満席。遊里は前座噺とことわりながら『平林』を仕方なそうにこなす。しかし、こうした場合、そのような前提を付けない方が良いはずだ。扇辰師匠は、味のある温かみのある『田能久』。中トリの談幸師匠は、間の抜けた感覚がなんと… トラックバック:0 コメント:0 2019年08月17日 続きを読むread more
新宿末廣亭6月上席 迫力『千両みかん』(たい平)味『谷風情け相撲』(歌奴) 6月9日(日)は、新宿末廣亭6月上席夜の部途中5時15分頃から入る。雨の中、4割程度の入り。 たい平師匠は、『千両みかん』。この筋、上方バージョンだ。江戸バージョンでは夏の蜜柑ははじめから千両、一方、上方バージョンでは、番頭の意地で千両になる。また、番頭が蜜柑を盗むのも出来心ではなく、冷静な判断だ。確かにこの筋のほうが主任の噺… トラックバック:0 コメント:2 2019年06月12日 続きを読むread more
立体映像の境地『お見立て』(たい平)、4Kの境地『ハワイの雪』(喬太郎)、新境地『宗論』(一之輔) 9月20日(日)、新宿末廣亭9月中席千秋楽は、昼席の途中から入ったが、立ち見ありの満員御礼。夜席では入れ替わりがあったが、立ち見こそないものの、二階席を開く満員御礼。主任がたい平師匠と喬太郎師匠だけあって若い層が比較的多い。 一之輔師匠の『宗論』は、独特の世界を創り出す。サゲは嫁さん探しに絡めて候補者に細川ふみえなどを掲げ… トラックバック:0 コメント:0 2015年09月26日 続きを読むread more
想像力たっぷりの『愛宕山』(たい平)、科学分析『新・寿限無』、怪談講談『四谷怪談の発端』(琴調) 7月20日(日)の夕方、新宿末廣亭7月中席夜の部に行く。トリは林家たい平師匠で、1階はほぼ満席の入りであるが、座席は少し空いている。前座が退席したところから聴く。 女流噺家が続く。決して悪くない。落語界も女性進出の波で、前座は女性だけという日もあるという。古今亭始は6月中席で二ツ目に昇進したばかり。『湯屋番』もそれなりに頑… トラックバック:0 コメント:0 2014年07月20日 続きを読むread more