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zoom RSS 桂歌蔵が二回目の独演会(お江戸日本橋亭で) いきいき?!とした『らくだ』

<<   作成日時 : 2008/09/17 00:08   >>

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 桂歌蔵師匠が第二回目となる独演会を9月16日(火)『お江戸日本橋亭』で開催。歌蔵さんの噺を聴くのは、今回で三回目である。
 前座は、笑福亭羽光の『手紙無筆』。羽光は笑福亭鶴光の東京の弟子ということ。今回の独演会、予算もなく、プログラムもないと明かす。この寄席も、新宿末廣亭や国立演芸場などとは違い、若い噺家が使うところ、ただ、客層がバラエティに富んでなにを話していいかわからないが・・・との前置き。
 確かに独演会であるから、基本的には歌蔵さんのファンが多いはず。女性が多く、若い人も少なくなく、また、ぼちぼちと熟年層も目立つ。
 
 歌蔵さんの最初の噺のマクラは、得意の歌丸師匠のエピソード、動物を飼っている噺、特に、フクロウの噺の後に、与太郎、傘、猫、古道具の噺とくるのは順当。予想通り、『金明竹』である。好きなネタなので楽しく聴ける。この噺、上方からの客の口上を与太郎如くカミさんが聞き取れないところがミソなのだが、この口上に出てくる道具はすべて本物なのだ。

 中入り後は、ナイツの漫才。ジャイアンツねたは、前に聴いたことがある。今回はそれに加え、オリンピックねた。楽しいお二人である。

 最後の噺は『らくだ』。 最初の部分は少し、はしょって入る。時間の関係だろう。カンカン踊り、そして、紙屑屋が飲んで、主客が転倒するあたり、もともと赤ら顔の歌蔵さん、身を乗り出しての迫力である。最後は、亡骸を放りだしてしまい、生身にとりかえて火葬場に持って行き、ヒヤというところでサゲ。途中で切る演出も多い中で、短い時間ながら、ここまでたどり着くのは、歌蔵さんの持ち味が酒飲み噺にあるからだろう。20分と少しの時間だが、十分楽しめた。ラクダが生き返るわけではないが、飲んだ後の紙屑屋の切れっぷりが良かった。もっとも、次回は、できれば、40分以上のフルタイムの演出を期待したいところ。自信を持っていいネタだと思う。

 帰りには、著作「前座修業」にサインをいただいた。これは以前に購入していたものである。歌蔵さんの前座時代の苦労話をもとにした小説(実話に近い?)である。歌蔵さんの持ち味は、ロック歌手、ボクシングといった人生の回り道、この本の中にはその汗と涙が一杯詰まっている。
 
 独演会の落語を聴くと、歌蔵さんらしさが滲み出てきているようだ。落語家には、古今亭志ん朝師匠の郭噺、柳家小さん師匠の与太郎噺、桂歌丸師匠の怪談噺・名人噺など持ち味はいろいろあるが、歌蔵さんの持ち味は、苦労噺・人情噺にあるように思える。
 歌蔵さんの第三回目の独演会が楽しみだ。


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前座修業―千の小言もなんのその
二玄社
桂 歌蔵

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