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zoom RSS 小言幸兵衛に古川橋で出会う

<<   作成日時 : 2009/05/16 22:26   >>

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  国立演芸場の5月中席は柳家権太楼が主任なのだが、5月16日は先代柳家小さんの命日。後で朝日名人会の録音があるということで中トリという扱い。先代柳家小さんも得意としていた“笠碁”。雨が降りそうな土曜日の午後、梅雨の前にてふさわしい噺である。
 主任は、春風亭一朝。演目は“小言幸兵衛”。幸兵衛さんの本名は田中幸兵衛、麻布の古川橋の大家である。実は、この噺、最近、聞きたくてたまらなかった。圓生の‘小言幸兵衛’をCDで聞くのだが、なにか物足りない。古今亭志ん朝の‘搗屋幸兵衛’は独特の世界。古川橋は、昔、散歩したところ。今はコンクリートに囲まれているが、曇った日には、昔の姿が蘇ってくるような空気が漂っているところ。
 小言好きの大家さん、一朝は、江戸時代の大家は長屋で犯罪人が出たりすると連帯責任を取らされるので、管理をきちんとしていたと紹介する。そして、圓生も芸談の中で語っているように、この噺は、単に小言を言うだけではつまらないのである。家を借りるためにやってきた仕立屋に対して、この長屋で心中が出るからいやだと断るシーン、芝居が登場するが、一朝は、この芝居を生き生きと演じている。妄想にとりつかれるとんでもない大家だが、そこのふくらまし方が妙味。
 ほかに、柳家右(う)太楼(たろう)の“狸礼”、柳家甚語楼の“締め込み”が熱演であったし、古今亭志ん弥の“つる”も良かった。

○ 前座 三遊亭玉々丈 金明竹
○ 落語 柳家右(う)太楼(たろう) 狸礼
○ 講談 田辺鶴(かく)瑛(えい) 三方ケ原
○ 落語 柳家甚語楼 締め込み
○ 三味線曲弾 柳家亀太郎
○ 落語 柳家権太楼 笠碁
(中入り)
○ 漫才 ホームラン
○ 落語 古今亭志ん弥 つる
○ 落語 春風亭一朝 小言幸兵衛

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