なぜか、“正蔵 正蔵を語る”、毎回、聴いている。10月27日(日)の国立演芸場、入場時点では満員御礼ではないが、ほぼ満員の入り。正蔵師匠は、器用な方ではないし、3回目の後は、いったんは中断(平成23年)したのだが、翌々年から再開し、今年は2年目だ。師匠が最後にお礼を述べたところ、聴衆から、来年は6回目という声が掛かった。多くは期待しているだろう。本流の魅力があるのかも知れない。 『猫と金魚』は田河水泡の作、軽く演じられることが多いが、古典の雰囲気でまとめている。『まめだ』は、師匠が三田純市氏作の新作落語を東京に翻案したものだという。話の運びは、淡々と、そして暖かだ。『文七元結』は、言わずと知れた圓朝師匠の人情噺。志ん朝師匠が演じるが如く軽快な要素のあるこの噺は、正蔵師匠のそれは、木訥な職人に変わってしまったようだが、もともとはそういう噺なのかも知れない。不思議な魅力を聴衆たちは感じ取っているのだろう。 (13時〜15時半) ○ 落語 林家はな平 つぼ算 ○ 落語 林家正蔵 猫と金魚 ○ 落語 春風亭一朝 天災 ○ 落語 林家正蔵 まめだ (仲入り) ○ 紙切り 林家正楽 ○ 落語 林家正蔵 文七元結 |
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