新国立劇場が歌劇再開 『夏の夜の夢』(ブリテン) 藤木大地をはじめ日本人だけでファンタジーの世界の魅力は最高

201010夏の夜の夢.jpg10月10日(土)は、半年ぶりの歌劇『夏の夜の夢』。新国立劇場では2月に『セヴィリアの理髪師』を鑑賞して以来、その後の5つの公演は中止だった。
 原作はシェイクスピア、その執筆は1595~96年と推定されており、日本で秀吉が死去したのが1598年であること、エリザベス一世の御代であったことを考えると興味深い。
 そして、この作品、シェイクスピアであることは忘れずにおかないと、あらすじを読んだだけでは誤解してしまう。食わせもののドラマなのである。
トマ:歌劇「夏の夜の夢」全3幕 [DVD] - ミシェル・スヴィェルチェフスキ(指揮)/ポーランド・クラクフ放送交響楽団/ギスレーヌ・ラファネル/アラン・ガブリエル/ジャン=フィリップ・クルティス/セシル・ベズナール, ピエール・ジュルダン/パトリス・モネ
トマ:歌劇「夏の夜の夢」全3幕 [DVD] - ミシェル・スヴィェルチェフスキ(指揮)/ポーランド・クラクフ放送交響楽団/ギスレーヌ・ラファネル/アラン・ガブリエル/ジャン=フィリップ・クルティス/セシル・ベズナール, ピエール・ジュルダン/パトリス・モネ
作曲はベンジャミン・ブリテンで、初演は1960年。脚本は原作に忠実だったそうで、字幕は英語字幕のほうがわかりやすい。もっとも戯曲は半分ほどに圧縮されている模様。
 今回の公演は、コロナ禍で海外ソリストの来日が難しいため、すべて日本人ソリストによるもの。それでも、妖精の王を演じたカウンターテナーの藤木大地や妖精の女王を演じた平井香織など、十分魅了させてくれる。そして、多彩な登場人物がそれぞれに活躍するのも、ブリテンの歌劇の特徴といえようか。
 子どもたちの活躍も特筆される。あえて注文をつければ、大人の日本人ソリストは外国人ソリスト全く遜色がなかったように、子どもたちには英語の発音をもう少し練習したほうがいいということだろうか。
夏の夜の夢・あらし (新潮文庫) - シェイクスピア, William Shakespeare, 福田 恒存
夏の夜の夢・あらし (新潮文庫) - シェイクスピア, William Shakespeare, 福田 恒存

スタッフ
指揮 飯森範親
演出 ムーヴメントレア・ハウスマン(デイヴィッド・マクヴィカーの演出に基づく)
美術・衣裳 レイ・スミス
美術・衣裳補 ウィリアム・フリッカー
照明 ベン・ピッカースギル(ポール・コンスタブルによるオリジナルデザインに基づく)舞台監督 髙橋尚史

キャスト
オーベロン 藤木大地(カウンターテナー)
タイターニア 平井香織(ソプラノ)
パック 河野鉄平(バス)
シーシアス 大塚博章(バス)
ヒポリタ 小林由佳(メゾソプラノ)
ライサンダー 村上公太(テノール)
ディミートリアス 近藤 圭(バリトン)
ハーミア 但馬由香(メゾソプラノ)
ヘレナ 大隅智佳子(ソプラノ)
ボトム 高橋正尚(バリトン)
クインス 妻屋秀和(バス)
フルート 岸浪愛学(テノール)
スナッグ 志村文彦(バス・バリトン)
スナウト 青地英幸(テノール)
スターヴリング 吉川健一(バリトン)
児童合唱 TOKYO FM 少年合唱団
管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団

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