テーマ:三遊亭圓朝

圓朝に挑む 人情味『操競女学校』(圓太郎)、雰囲気『応挙の幽霊』(こみち)工夫『今も昔も』(粋歌)淡々『八景隅田川』

8月29日(土)は、国立演芸場で、“圓朝に挑む"。満員御礼。最初は、馬治師匠が『八景隅田川』の序の噺。圓朝の時代が色濃く残る噺を淡々と演じる。こみち師匠は、圓朝が眠る全生庵にある応挙の幽霊画にちなんだ『応挙の幽霊』だ。なかなかの巧さ。 公演再開後、初めての仲入り。食い付きは粋歌の新作『今も昔も』。「芝浜」のエピソードを現代に展開させ…
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絶妙の『勘蔵の死』『お累の自害』(歌丸)、巧さの『長屋の花見』(鯉昇)、出来の『たいこ腹』(一左)

 4月1日(月)第580回紀伊國屋寄席は、当日券はあるものの満席に近い入り。桂歌丸師匠の2話連続の真景累ヶ淵第4話・第5話がメインだ。   一左の「たいこ腹」もなかなかの出来。一朝師匠の弟子らしい歯切れの良さ。鯉昇師匠は持ち前の巧さ。トリで聴いても不思議はないほどの「長屋の花見」を楽しむ。  とはいえ、メインは歌丸師匠。昨年、国…
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5回目の《圓朝に挑む!》玄人受けの『にゅう』(こみち)、納得『因果塚の由来』(圓太郎)

  第5回目になる国立演芸場の企画公演《圓朝に挑む!》、毎年、聴いているが、今回は、玄人はだしの演目となったようだ。そのせいか、また演者が若手のせいか、満員御礼とはいかないが、9割以上の入りは確保。   “こみち”は身重の身体で現れる。妊娠9ヶ月だという。演目は『にゅう』、金持ちに招待された鑑定家が、気が進まず、身代わりに愚か者を派遣…
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第578回紀伊國屋寄席 正雀が本格派の『稽古屋』、芝居噺の『鰍沢』

 2月20日(水)は第578回紀伊國屋寄席。9割程度の入り。  ここの前座は名乗りをしない。名乗りをしても良いのではと思うのだが・・・    落語に入ると、『やかんなめ』『花筏』はそれなりに味わえる。  しかしなんといっても、目玉は二席を演じる正雀師匠。師匠の『稽古屋』のサゲは、“色は指南のほかでございます。” 屋根の上で“煙立…
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歌丸師匠 紀伊國屋寄席でも真景累ヶ淵「深見新五郎」「豊志賀」

10月9日(火)の第574回 紀伊國屋寄席、この落語会は久し振りである。  前座で出た朝呂久君、11月1日から二ツ目だという。したがって、紀伊國屋寄席の前座も今日は最後と張り切って演じる。昇々さんは「鈴ヶ森」、ノリが今ひとつという感じ。     この日は、桂歌丸師匠の真景累ヶ淵を二席。「深見新五郎」は、国立演芸場8月中席で…
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国立劇場 歌舞伎 通し狂言 塩原多助一代記 人情噺を坂東三津五郎が好演

  平成24年10月7日(日)の国立劇場の歌舞伎公演『通し狂言 塩原多助一代記』を観た。原作は、落語で三遊亭圓朝作の人情噺であることは言うまでもない。明治25年には早くも東京・歌舞伎座で五代目尾上菊五郎により初演されていたようだ。しかし、近年は昭和35年に上演されていただけで、今回は実に52年ぶりの上演、通しでは、実に83年ぶりになると…
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寄席でこそ怖い『お累の自害』(歌丸)、観て楽しい『四人癖』(小南治)、創作の味『童謡』(竹丸)

    国立演芸場8月中席の後半である。桂歌丸師匠が恒例の主任で、真景累ヶ淵の「お累の自害」を演じる。今日も、満員御礼。    『四人癖』(桂小南治)、『童謡』(桂竹丸)といった初めての噺もあったのは収穫。二ツ目だが、春風亭昇々の「ちりとてちん」も勢いがあり面白い。小南治師匠は、二十面相を入れて紙切り芸人を親戚筋に持つ独特の芸人の味。…
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4回目の圓朝に挑む! 馬石の『双蝶々』は見せて聴かせて

   3月24日(土)13時からの国立演芸場の恒例の企画公演「圓朝に挑む!」は、今年で4回目になるという。長講の落語だけを楽しむというコースは、今回も満員御礼である。    柳橋師匠の『両手に花』は初めて聴く珍しい噺である。舞台は板橋で、縁切り榎木にちなんだもの。扇好師匠と圓馬師匠は、『怪談牡丹灯籠』の『お札はがし』と『栗橋宿』を演じ…
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雲助の本格的な「お札はがし」 扇辰の「団子坂奇談」も面白い

  10年8月17日、赤坂落語@レッドシアターの夜席である。昨晩に引き続いて怪談牡丹燈籠の二晩目の「お札はがし」である。演じるのは、五街道雲助師匠、人情噺では定評があるが、怪談もこなす。ベテランらしく、じわじわと話をたたみかけていく。   前夜が騒々しい、いわばポルターガイスト(騒擾霊)の場面とすれば、今晩は、ねちっこい幽霊の場面であ…
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照明効果たっぷりで奥の深い歌丸の真景累ヶ淵「宗悦殺し」

  10年8月13日(金)の国立演芸場8月中席昼席である。 国立演芸場8月中席は、恒例の桂歌丸の怪談噺である。昼席ながら満員御礼。立ち見も出ていた。   歌丸師匠は過去数年前までに国立演芸場や横浜賑わい座で真景累ヶ淵を演じているが、「豊志賀の死」「宗悦殺し」はさらっと触れただけで実際には演じていなかった。ということで、昨年は国立演…
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果敢に圓朝に挑む現代の落語家たち

  平成22年2月27日(土)の国立演芸場の特別企画公演、『圓朝に挑む!』は、昨年に引き続き2回目の企画。三遊亭圓朝作の古典落語が思う存分楽しめるという企画だ。トリを取るクラスの真打ちが、通常はトリで演じられるような演目をかける。   最初の圓太郎は円熟した「死神」を聴かせる。安心できる愉快なそして哀調のある話しぶりだ。サゲの蝋燭の火…
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研究熱心な歌丸師匠の「豊志賀の死」を聴く

  お盆の時期の寄席はいつも大入りである。国立演芸場も、8月中席は、毎年、桂歌丸師匠が主任を務め、怪談話を演じる。8月14日(金)は歌丸師匠の73歳の誕生日だが、寄席は休ませてくれないと師匠の嬉しい悲鳴。   今回は、中席の夜の部で、「新聞記事」(前座の瀧川鯉ちゃ)、「看板の一」(桂米福)という初めての噺を二つ聴いた。どちらも、もとも…
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カフカと賢治と円朝を聴いて楽しむ

 フランツ・カフカの「城(Das Schloss)」を読んでいる。池内紀さんの翻訳を片手に携帯音楽プレーヤーに録音した朗読を聞きながらである。Ulrich Mattesさんの朗読、2008年に発売されたものだ。 この作品、生前は発表されていなかったもの。カフカの長編は「審判」、「失踪者」とともに未発表のものであり、遺志に反…
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圓朝に挑む!

2月28日(土)の国立演芸場の特別企画公演は、『圓朝に挑む!』で満員御礼。聴衆は、単なる落語のファンではなく、伝統芸能のファンというべきであろう。“もし、圓朝の噺をわざわざ聞きにきたというのでなければつらい一日”と最初の出演の柳亭左龍が、わざわざ、おことわりを入れる。もっともこのチケット、会員先行発売で瞬時に売り切れてしまう…
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古典落語の意気込みを感じる~桂歌丸の国立演芸場8月中席公演

 半蔵門にある国立演芸場の8月中席公演は、桂歌丸師匠がトリを努めている。題目は、三遊亭圓朝作の怪談乳房榎(ちぶさえのき)で、文字通り、8月のこの時期にふさわしい。11日から20日までであるが、連日満員御礼とのこと。  桂歌丸師匠の持ち時間は40分ほどであるが、この演目は、本来はもっと長いもの。怪談物は、登場人物の設定、事件…
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