テーマ:ドイツ語

奈良美智が愛読する五月三十五日

奈良美智のラジオ番組を聴いていたら、彼が今でもケストナーの作品を原文で読んでいると語っていた。取り上げた小説は『五月三十五日』である。 http://www.nhk.or.jp/radiosp/ootomomeetyou/ この小説、詠んだことがなかったが、確かに面白い。ただし、ドイツ語で読むべきである。日本語訳は、高…
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フランツ・カフカ短編集の朗読2 判決

 NHKラジオ第2放送のフランツ・カフカ短編集の朗読番組で、『変身』以外の短編『判決』『橋』などは、池内紀さんのものである。  判決は、ロシアのサンクトペテルスブルクにいる友人とのやりとりを父に伝えているのだが、父はその友人の存在がでっち上げであると喝破するもの、主人公は堪えられなくなり、川に身を投げる。 In diesem Aug…
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フランツ・カフカ短編集 石澤典夫アナウンサーが『変身』を朗読

  NHKラジオ第2放送で、フランツ・カフカ短編集の朗読番組があった。朗読者は、石澤典夫アナウンサー、翻訳は『変身』は高橋義孝さんのもの、そのほかの短編『判決』『橋』などは、池内紀さんのものである。カフカの作品集はドイツ語のものを聞くことはあれ、日本語のものを聞くことはなかったので、新鮮であった。あらためて、カフカ作品の面白さに感じ入っ…
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ドイツ語の壁 PKWとLKW

  PKWとLKWとは乗用車(Personenkraftwagen)と貨物自動車(Lastkraftwagen)のことだが、ドイツの道路料金導入のニュースを日本語で聞くと、その違いがさっぱりわからない。それもそのはず、日本にはPKWとLKWの区別がないのだ。その証拠に、ウィキペディアでPKWの日本語に相当するページを見ると、それは自…
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ドイツ語学習法 Heute 100secの効用

   インターネットやBS放送のおかげでドイツ語教材にはことを欠かない。普段のニュースはBS放送を録画して見ている(日本語で聴くこともできるので、確認には便利)が、時間がないときに便利なのは、ドイツZDFのニュース《Heute 100sec》である。ニュースを100秒間に要約して伝えるもので、なかなかわかりやすい。最後に天気予報が付いて…
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『さまよえるオランダ人』と『飛ぶ教室』

オランダ人というと、ドイツでしばしば耳にするのは、ドイツ人が運転する自動車に同乗するときである。「Holländer(ホレンダー)!!」、路地から道に忽然と現れたり、方向指示もしないでいきなり路線変更したりする車を見掛けると、ドイツ人がついつい発してしまう言葉。オランダでは、交通ルールがドイツほど厳しくないようだ。…
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NHKの語学講座の最近の傾向を嘆き、カセットテープのデジタル化、そしてケストナーへ

NHKの語学講座を聴いている。英語の番組では、杉田敏先生の『ビジネス英会話』が「やさしいビジネス英語」の時代からであり、何回か中断はあったが、長い期間のリスナーだ。 その他の言語では、ドイツ語講座、フランス語講座、イタリア語講座、ハングル講座、中国語講座を少しずつかじっている。フランス語、イタリア語に関しては、楽しみで聴いてい…
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忘れかけられていた日本人論

   クルト・ジンガーは、戦前に東大や二高で教鞭をとったドイツの哲学者・経済学者である。その著作に『Mirror Sword & Jewel』(独訳「Spiegel, Schwert und Edelstein」、邦訳「三種の神器」)がある。ハンブルグ大学教授から転じた人だが、ユダヤ人であったため、ナチ政権奪取後は、東大を追われ…
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ZDFのニュースで首相のユーチューブ・インタビューをとりあげる

11月19日日本時間早朝のZDFのニュースである。   アンゲラ・メルケル首相はユーチューブで国民からの質問に答えている。しかし、あらかじめ、選択された質問に対するもの。これに対して、市民の声に直接、答えて欲しいという若い女性の意見をとりあげる。 また、アナウンサーのインタビュー形式だ。これに対し、米国のオバマ大統領は、インタビ…
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読み聞かせと電子出版

  NHKの朝のBSニュース(ZDF)で、ドイツの子どもへの読み聞かせについて報道していました。読み聞かせを推進する財団の発表をうけてです。    電子出版についてのニュースが多く報じられる中で、読み聞かせをすると、子供は、インターネットにも関心を持つということかと思いましたが、そうしたこみいったものではなかったようです。  読み聞…
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ブルーレイとウォークマンで朝のBSニュースを利用し語学学習

   英語を聞き流すだけで上達する・・・となれば、ハッピーだが、その効果や如何に?しかし、そういう面があるのも否めない。外国に滞在していると、その国の言葉を絶えずシャワーのように浴びている。いつの間にか、身体にその言葉が染みついているというのも事実なのだ。     SONY ウォークマン Aシリーズ <メモリータイプ> …
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新国立劇場「サロメ」 リヒャルト・シュトラウスの台詞も楽しむ

 10月22日(土)は、新国立劇場「サロメ」の最終日。2008年の再演であり、私にとっては、2度目、サロメ自体を観るのは3回目である。 オペラ「サロメ」は、内容は刺激的だが、新国立劇場の演出はオーソドックスである。   リヒャルト・シュトラウスのオペラ作品、ともかく台詞が多い、そして、ドイツ語で聞き取りやすいのが特徴。気…
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掟の門(カフカ)と張良(能楽)

 カフカの作品で「掟の門」(Vor dem gesetz)という短編がある。長編「審判」の中にも挿入されている話である。“Vor dem Gesetz steht ein Türhüter. 掟の門前に門番が立っていた。Zu diesem Türhüter kommt ein Mann vom L…
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シュトルムが描いた理想の市民

  シュトルムは19世紀の良き時代の市民階級、すなわちビュルガーが都市の政治で最も重要な役割を果たしていた時期の彼らの様子について、愛着を持って描いている。 ドイツでは、業者は、商工業(Gewerk)会所属の人と手工業(Handwerk)会所属の人に分けられる。手工業には、機械、左官、建築などが含まれる。ビュルガーは、中…
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ようやく見つけた「人形つかいのポーレ」の朗読CD

 ようやく紀伊國屋ブックWEBでテオドール・シュトルムの「人形つかいのポーレ」の朗読CD(NAXOS社 ISBN 3-89816-105-6 2001年11月)(http://www.kerssenbrock.org/verena/hoerb/hor.html)を見つけ、購入しました。青少年向けの文学作品とされ、日本では、少女向けの翻訳…
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心理と象徴の大人のメルヘン楽劇「影のない女(Die Frau ohne Schatten)」

  5月23日(日)午後2時~6時15分、新国立劇場で「影のない女(Die Frau ohne Schatten)」(リヒャルト・シュトラウス)を観た。この作品、日本では、1992年に愛知県芸術劇場の柿落としともなったバイエルン国立歌劇場来日公演(指揮・サヴァリッシュ、演出・市川猿之助)が記憶に新しい。    リヒャルト・シュトラウス…
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ヴォツェックの闇と光(新国立劇場とバイエルン州立歌劇場共同制作)~グリム童話にも少し関連

  ヴォツェックは、新国立劇場の2009/2010シリーズの20世紀オペラ作品である。いわば、現代音楽ものだ。作曲はアルバン・ベルク。2005年には、新国立劇場で彼の作曲になる『ルル』を観た。新国立劇場は、当初、ルルを、三幕版で上演予定であったが困難で急遽二幕(ベルク・オリジナル)版に変更して上演したという経緯がある。ルルも三幕版であれ…
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ソニーのネットジュークは語学学習の決め手

NHKの語学講座は昔から聴いているが、古くはラジカセでカセットテープにタイマー予約録音。近年はコンポステレオでMDにタイマー予約録音して聴いていた。しかし、カセットテープにせよ、MDディスクにせよモーター駆動部で故障が起こりやすく、録音に失敗することもある。パソコンとの連携でいえば、この5年間はパソコンにデータを移し替え、ハー…
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ケストナーの『飛ぶ教室(Das fliegende Klassenzimmer)』は新訳と映画で読む

  エーリッヒ・ケストナーの作品は、児童文学として定評があり、日本では、「エーミールと探偵たち」、「二人のロッテ」が有名だが、この『飛ぶ教室』も定番の一つである。   今回、NHKアンコールドイツ語講座の放送を聴き、あらためて岩波書店の高橋健二氏の翻訳を読んでみた。そこで少しびっくりした。本当にこういった翻訳で児童は楽しんでいるのだろ…
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もじゃもじゃペーターの中身は奥深い

  『Der Struwwelpeter oder lustige Geschichten und drollige Bilder(もじゃもじゃペーター、あるいは、おもしろい絵のついた愉快なお話)』、ドイツの書店に行けば必ずといって見掛けるこの書物。漫画、子供への教訓、そんな類のものかと思っていたが、その実は、結構、精神科医の分析に基づ…
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ミュージカル『エリーザベート』の成功の要因はDer Tod(死神)

   週末にミュージカル『Elisabeth(エリーザベート)』のDVDを観た。知り合いが宝塚歌劇の上演を観るために購入していたものを借りたものである。宝塚歌劇の上演ライブとウィーンの上演ライブの2本である。    まずは、宝塚歌劇のDVDを観た。宝塚歌劇の主演は、トート(死神)に水夏希、エリーザベートに白羽ゆり という布陣。宝塚らし…
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中高年が読むべき“ナルチスとゴルトムント”

 高橋健二氏の翻訳『知と愛』として知られるヘルマン・ヘッセの“Narziss und Goldmund”。かねてから購入しておいた朗読CD(短縮版)を聞き終えた。この作品、中期の作品といった風に考えていたが、よく見ると、ヘッセ53歳の時に発表されたものである。それまでの青春時代の作品(『車輪の下』など)、40代の内面的自己追求の…
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『アンコール・ドイツ語講座Ⅱ応用編』を愉しみに

  NHKの語学講座、2008年度に大幅な番組改編があり、英語以外の語学については、20分番組・週6日放送から15分番組・週5日放送に短縮された。その代わりというか激変緩和措置というのか、2008年度については、過去の番組をアンコール放送することとなり、それがなぜか2009年度も続いている。   2008年度のアンコール・ドイツ語講座…
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シュトルムの文学を毛沢東が好んだのは政治家のリアルな切実感?

  ドイツの作家・詩人として日本でも知られてきた存在として19世紀に北ドイツで活躍したテーオドーア・シュトルムがいる。翻訳も岩波文庫などでいくつかの作品を読むことができる。   1989年には、没後100年を記念して日本シュトルム協会がシュトルム文学論集を刊行している。その中で、高橋健二氏が「シュトルム・毛沢東・ツルゲーネフ」という論…
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Waghalsiger(無鉄砲者)の謎

フランツ・カフカの短編『橋(Die Brücke)』を読んでいて小さな違いに気がついた。 橋に飛び乗ってきた男の正体を橋である主人公が想像する場面。主人公が見たかった人物であり、・・・にはそれなりのキャラクターが並べられているはず。  Wagenbachの本Franz Kafkaを読んでいるとWaghalsige…
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リリー・マルレーンは反戦歌か? 日本人の心には「里の秋」

  『リリー・マルレーン(Lili Marleen)』の歌詞は、ハンス・ライプ(Hans Leip)が第一次世界大戦中にドイツ軍の兵士だった頃に書いたもの。後に詩集に収められたこのテキストに1938年に、ベルリンで仕事をしていたノルベルト・シュルツェ(Norbert Schulze)が曲をつけた。   歌手は、シュルツェと知り合いだ…
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応用編で通すドイツ語講座を楽しむ ~バラエティのあるNHKの語学講座~

 NHKの語学講座は長らく愛好しているが、今年の10月から17年ぶりでドイツ語講座を聴き始めた。ラジオのアンコールドイツ語講座で、月曜日~土曜日昼の12時40分~1時の20分間である。実際には録音し、通勤電車の中で聴くことにしている。  アンコールドイツ語はすべて過去に放送したもので、しかも、すべて応用編。月曜日と火曜日は矢羽々崇さん…
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翻訳の妙味1 カフカの最初の作品をどう翻訳するか それはカフカの小説の読み方にもつながる

 出会いがあり、交わりがある。 別れがあって、そしてしばしば再会はない プラハ 11月20日 フランツ・カフカ (池内紀 「カフカの生涯」(p70)2004年、新書館)  フーゴ・ベルクマンの家を訪問した時(1897年)の記念帳に記されたもので、フランツ・カフカ14歳のときに書かれたものである。「几帳面な友人のおかげで…
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豊かな そして国 そして帝国 ライヒは生き残った ライヒスタークと呼ばれる連邦議会議事堂

 ドイツ語でライヒ(reich)とは「豊か」という形容詞。また、ライヒ(Reich)とは、「(諸領域を統合する上位の統合体としての)国」という名詞(小学館「独和大辞典」)。そして、das Deutche Reichというと、ビスマルク時代から第一次世界大戦敗戦まで(1871~1918)のドイツ帝国ということになる。大日本帝国や帝…
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ハーメルンの笛吹男と「赤毛のアン」の子供たち

 ハーメルンの笛吹男は、ドイツ中世の悲しい伝説であるが、なぜこの伝説は世界の人々を魅了してやまないのであろう。  時代背景や、歴史事実の分析については、昨年亡くなられた阿部謹哉先生の著作が詳しい(http://tokyo-nagano.txt-nifty.com/smutai/2006/10/post_7c91.html でも紹介) …
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